毛ヅヤや動きから今回もチャンス 細江純子が阪急杯で魅了された一頭とは
【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】
◆区切りをつける生き方
先週のフェブラリーSは、大荒れとなりましたね。
上位人気のオッズが割れていたように、人気馬も距離や折り合いや枠、斤量、ローテなど様々な心配となる材料があったように思えます。
そのような中で勝利をしたペプチドナイルは、近走、特に2走前のレースにおいて、これまでとは違うレース振りで勝利。しかも59kgを背負ってでしたし、今回のレースがスピードの持続性が要求される展開となったように思え、中距離戦線での先行力もプラスに働いたように感じました。
一方、負けはしましたが初ダートとなったガイアフォースが2着。最後は馬群を縫っての内容でしたし、今後に向けての可能性が広がる1戦だったように思います。
さて話は変わり、来月で49歳となる私。
同級生は50歳ということで節目を迎えることになります。
それもあってか、同世代の知人や過去お仕事をご一緒した定年を迎えられる方々の中には移住を考える方が多く、実際に国内移住される方や海外移住に向けて準備をされている方も。その背景には、新たな夢の為や体の面を考慮してなど様々ですが、人生って長いようで短く、そしてどこかで区切りをつけて生きることも大事なのかもしれないな…と思う週でした。
さて今週は、阪神競馬場で阪急杯が行われます。人気の中心はウインマーベルでしょう。
前走はスタートも決まり、立ち回りの巧さもあっての勝利ではありましたが、それ以上に当日のパドックではひときわ目をひく好馬体に映り、休んで馬が良くなっている印象でした。
そして今回においても毛ヅヤの良さがうかがえますし、追い切りでの前進気勢溢れる姿に魅了されます。脚の運びも良く、終始、鞍上の拳に馬の前向きさが伝わっているかのような感触。今、具合がいいのだと思えます。
また距離を短縮してから3連勝中のアサカラキングもラチを頼らずしての内容に強さを感じますし、開幕週の馬場もプラスに働きそう。
そしてキャリアの浅さや10カ月の休み明けではありますが、ポテンシャルの高さを感じるサトノレーヴ。また今回初の1400mですが、競馬の内容から問題ないと思えますし、前走においても長期休み明けの中、輸送や斤量など全てを克服しての勝利。魅了されます。
よって現時点では上記に挙げた馬たちに注目をしています。
それでは皆さん、日曜午後3時はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。