末脚自慢のオーロイプラータ 急坂の阪神なら差し切れる
現時点で中山は芝ダートともに重。小雨が降っているが、金曜の間に上がる予報となっている。芝はAコース。1回開催がCコースだったので、内ラチから6mの部分のコンディションが良さそう。ただ、例年の傾向を見ると、極端に内有利という傾向は出ていないので難しい。ひとまず前半戦の傾向をチェックしたい。ダートは道悪が残るかもしれないが、そこまで時計が速くなることはなさそう。東京で切れ負けした中山巧者の巻き返しに注意したい。
同じく阪神は芝が稍重、ダートが重。ただ、この後はほとんど雨が降りそうになく、多少なりとも回復に向かう。芝は外回りを中心に差しも決まりそう。人気薄の逃げ先行馬を狙うなら内回りがベター。ダートは下級条件では逃げ先行決着が中心になるが、上のクラスでは差しも決まる。
同じく小倉は芝が重、ダートが不良。ここから回復に向かうが、道悪であることに変わりはない。芝は基本的に外伸びだが、中には内を通って粘り込むタイプもいるので難解。ハーツクライ産駒の活躍が目立つ。ダートは前々の決着が多い。
【注目馬】
中山11R・ニシノスーベニア…東京を見送り、得意の中山芝1600mのここ狙い。内を捌ける器用さもあるので、待望の4勝目に手が届きそうだ。
阪神11R・オーロイプラータ…ダートでは異色の直線勝負型。それだけに平坦の京都よりも、直線に坂のある阪神向き。56kgも恵まれた印象だけに決めたい。
小倉12R・カフェクロニクル…小倉芝で好調のハーツクライ産駒。船橋ではあるが、1200mでは3戦3勝。久々の起爆剤になっても不思議はない。