コベントリーのMF坂元達裕が食らった“顔面エルボー”について、マーク・ロビンズ監督が「重傷にならなかったのはラッキーだった」と語った。地元紙『コベントリー・テレグラフ』が伝えている。

 坂元は11日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部)第31節のミルウォール戦(○2-1)で、前半にDFジョー・ブライアンから顔面に肘打ちを受けた。試合中はお咎めなしだったが、当該シーンの動画がSNS上で拡散。ファンから批判の声が多く上がっていた中、イングランドサッカー協会(FA)はブライアンに3試合の出場停止処分を科した。

 ロビンズ監督は、ファンの力がFAを動かすのに一役買ったと感じているかと問われ、「試合終了まで誰も見ていなかったと思う。私たちはそれを見たし、ソーシャルメディアでもたくさん取り上げられていた。私たちは報告書を提出した。試合後にそれを行わなければならず、その後、当局が引き継ぐことになった。全てはソーシャルメディア上で誰もが見ることができた。そして、それが起こったのだと思う」と説明している。

 6日のFAカップ4回戦再試合のシェフィールド・ウェンズデイ戦(○4-1)では、MFジェイミー・アレンが頬骨を骨折。ロビンズ監督は「この前の火曜日の夜にジェイミー・アレンを頬骨骨折で失ったのは、好ましいものではなかったし、同じようなことになっていたかもしれない。タツはとてもラッキーだった。ジェイミーに続いて、本当にひどい怪我になっていたかもしれないからね」と安堵を示した。