【海外発!Breaking News】港に積まれたコンテナから奇妙な音 中から犬が見つかり、さらなるサプライズも(米)<動画あり>
先月31日、米テキサス州の港でコンテナを調査していた警備隊が、高く積まれたコンテナの中から犬の鳴き声を聞いた。耳を疑いながらもコンテナを降ろして確認すると、元気そうな1匹の犬が現れた。少なくとも8日間はコンテナに閉じ込められていた犬は、動物保護団体のもとで健康チェックを受けると、驚きの事実が明らかとなった。米ニュースメディア『New York Post』などが報じている。
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米テキサス州のヒューストン港で先月31日、ハートランド米国沿岸警備隊(U.S. Coast Guard Heartland)は港に運ばれてきたコンテナを調査していた。同警備隊の検査官ブライアン・ウェインスコットさん(Bryan Wainscott)、ルーカス・ローさん(Lucas Loe)、ライアン・マクマホンさん(Ryan McMahon)、ホセ・レイエスさん(Jose Reyes)は、高く積まれたコンテナをチェックしていたという。
調査は順調に進んでいたが、どこからか犬が吠える声とともに引っ掻くような音も聞こえてきた。耳を澄ませて音の出どころを辿ってみると、上の方に積まれたコンテナから聞こえることが判明し、すぐにコンテナを降ろすことになった。
クレーン車を使って地面に降ろされたコンテナを開けてみると、予想通りに中から1匹の犬が姿を見せた。記録を確認すると、この犬は少なくとも8日間、コンテナの中に閉じ込められていたことが分かった。
コンテナの扉を開けたライアンさんは、「扉を開けてすぐ、犬の小さな顔が見えました。コンテナから出してもらえると分かったみたいで、扉のすぐ裏にいたんです。疲れていてお腹が空いているようでしたが、怖がっていませんでしたね。暗いコンテナの中から出て、面倒を見てくれる人々の腕にいることが何よりうれしそうでした」と話す。
この犬を“コニー(Connie)”と名付けた検査官らは、コニーに水をあげ、同州パサデナ市にあるアニマルシェルター「Pasadena Animal Shelter」へ連れていった。同シェルターで必要なケアを受けたコニーはその後、メリーランド州にある動物保護団体「Forever Changed Animal Rescue(以下、FCAR)」に移動した。
コニーがいたコンテナには車の廃品が積み込まれており、なぜコニーがこの中に閉じ込められてしまったのか、その経緯は不明だ。港にいた人々を驚かせたことには間違いないが、この後、コニーはさらなるサプライズで人々を仰天させることになった。
FCARのスタッフらが、体重が基準を下回る30ポンド(約13キロ)しかなかったコニーの健康状態をチェックするため、血液検査などを行った。その検査の際、コニーの乳腺が発達していることに獣医が気づき、レントゲン検査でも気になる所見がいくつか見られたそうだ。そこで超音波検査を行ってみると、コニーは妊娠していることが判明したのだ。
「胎児の心音は力強いものでした。コニーは8日間も飲まず食わずだったため、出産まで経過を注意して見守る必要がありますが、今のところ希望は持てると思います」とFCARは説明している。
コニーは出産を終えるまで、獣医のもとで過ごすことになるという。また、コニーはフィラリア症(蚊を介して犬の心臓や肺動脈に寄生する「犬糸状虫」が引き起こす病気)の検査で陽性と診断されたため、出産を終えた後にこの治療を行い、最終的に新しい飼い主を探すことになるそうだ。
このニュースを見た人々からは、「この子が見つかって本当に良かった」「どうして閉じ込められてしまったんだろう」「夏の暑い時期じゃなかったのは幸運だったね」「これはすごいストーリーだ」など、驚きの声が多数寄せられた。
なお、テックインサイト編集部ではFCARに、コニーのその後の様子や現在の健康状態、どのようなケアを受けているのかなどをうかがうべく取材を申し入れている。
ちなみにイギリスでは2020年、輸送コンテナに2か月も閉じ込められていた猫が話題を呼んでいた。この猫は中にいたクモを食べ、結露で水分補給をして生き延びたと考えられている。
画像は『U.S. Coast Guard Heartland Facebook「Earlier today, a team of marine inspectors from U.S. Coast Guard Sector Houston-Galveston saved a life in a way that was unexpected.」』『The Sun 「MIRACLE MONTY Pet cat survived two months trapped in a shipping container by eating spiders and licking condensation off the walls」(Credit: CornwallLive/BPM)』『Star Shine Shipping Instagram「Unbelievable, but it happens in life!」』『BBC 「Wrexham: Missing dog takes 100-mile round-trip in taxi」(GEORGIA CREWE)』『Space Coast Daily 「DOG OVERBOARD! Corgi Falls From Boat into Main Channel of Indian River, Swims 7-Miles to Safety in Rockledge」(Mandi Concannon Facebook image)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)
米テキサス州のヒューストン港で先月31日、ハートランド米国沿岸警備隊(U.S. Coast Guard Heartland)は港に運ばれてきたコンテナを調査していた。同警備隊の検査官ブライアン・ウェインスコットさん(Bryan Wainscott)、ルーカス・ローさん(Lucas Loe)、ライアン・マクマホンさん(Ryan McMahon)、ホセ・レイエスさん(Jose Reyes)は、高く積まれたコンテナをチェックしていたという。
調査は順調に進んでいたが、どこからか犬が吠える声とともに引っ掻くような音も聞こえてきた。耳を澄ませて音の出どころを辿ってみると、上の方に積まれたコンテナから聞こえることが判明し、すぐにコンテナを降ろすことになった。
クレーン車を使って地面に降ろされたコンテナを開けてみると、予想通りに中から1匹の犬が姿を見せた。記録を確認すると、この犬は少なくとも8日間、コンテナの中に閉じ込められていたことが分かった。
コンテナの扉を開けたライアンさんは、「扉を開けてすぐ、犬の小さな顔が見えました。コンテナから出してもらえると分かったみたいで、扉のすぐ裏にいたんです。疲れていてお腹が空いているようでしたが、怖がっていませんでしたね。暗いコンテナの中から出て、面倒を見てくれる人々の腕にいることが何よりうれしそうでした」と話す。
この犬を“コニー(Connie)”と名付けた検査官らは、コニーに水をあげ、同州パサデナ市にあるアニマルシェルター「Pasadena Animal Shelter」へ連れていった。同シェルターで必要なケアを受けたコニーはその後、メリーランド州にある動物保護団体「Forever Changed Animal Rescue(以下、FCAR)」に移動した。
コニーがいたコンテナには車の廃品が積み込まれており、なぜコニーがこの中に閉じ込められてしまったのか、その経緯は不明だ。港にいた人々を驚かせたことには間違いないが、この後、コニーはさらなるサプライズで人々を仰天させることになった。
FCARのスタッフらが、体重が基準を下回る30ポンド(約13キロ)しかなかったコニーの健康状態をチェックするため、血液検査などを行った。その検査の際、コニーの乳腺が発達していることに獣医が気づき、レントゲン検査でも気になる所見がいくつか見られたそうだ。そこで超音波検査を行ってみると、コニーは妊娠していることが判明したのだ。
「胎児の心音は力強いものでした。コニーは8日間も飲まず食わずだったため、出産まで経過を注意して見守る必要がありますが、今のところ希望は持てると思います」とFCARは説明している。
コニーは出産を終えるまで、獣医のもとで過ごすことになるという。また、コニーはフィラリア症(蚊を介して犬の心臓や肺動脈に寄生する「犬糸状虫」が引き起こす病気)の検査で陽性と診断されたため、出産を終えた後にこの治療を行い、最終的に新しい飼い主を探すことになるそうだ。
このニュースを見た人々からは、「この子が見つかって本当に良かった」「どうして閉じ込められてしまったんだろう」「夏の暑い時期じゃなかったのは幸運だったね」「これはすごいストーリーだ」など、驚きの声が多数寄せられた。
なお、テックインサイト編集部ではFCARに、コニーのその後の様子や現在の健康状態、どのようなケアを受けているのかなどをうかがうべく取材を申し入れている。
ちなみにイギリスでは2020年、輸送コンテナに2か月も閉じ込められていた猫が話題を呼んでいた。この猫は中にいたクモを食べ、結露で水分補給をして生き延びたと考えられている。
画像は『U.S. Coast Guard Heartland Facebook「Earlier today, a team of marine inspectors from U.S. Coast Guard Sector Houston-Galveston saved a life in a way that was unexpected.」』『The Sun 「MIRACLE MONTY Pet cat survived two months trapped in a shipping container by eating spiders and licking condensation off the walls」(Credit: CornwallLive/BPM)』『Star Shine Shipping Instagram「Unbelievable, but it happens in life!」』『BBC 「Wrexham: Missing dog takes 100-mile round-trip in taxi」(GEORGIA CREWE)』『Space Coast Daily 「DOG OVERBOARD! Corgi Falls From Boat into Main Channel of Indian River, Swims 7-Miles to Safety in Rockledge」(Mandi Concannon Facebook image)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)