広島時代のジェイ・ジャクソン【写真:荒川祐史】

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ジャクソンはツインズとメジャー契約で合意、米メディアが伝えた

 ツインズは4日(日本時間5日)、ジェイ・ジャクソン投手とメジャー契約で合意した。米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者が報じた。2016〜18年に広島のリーグ3連覇に大きく貢献し、2020年にはロッテでもプレー。契約解除という形で日本を離れたが、36歳のシーズンもメジャーの舞台に立つ。

 2008年ドラフト9巡目(全体281位)でカブス入りすると、2015年にパドレスでメジャー初登板。しかし6登板で防御率6.23に終わり、海を渡る決断をした。広島1年目の2016年は、67試合に登板して5勝4敗37ホールド、防御率1.71の大活躍。2017年は30ホールド、2018年も25ホールドを記録してブルペンを支えた。

 2019年はブルワーズで28試合に登板して1勝0敗2ホールド、防御率4.45と悪くはなかったが、2020年にロッテ入りで日本復帰。しかし、7月8日に本人からの申し入れで突然の契約解除となった。10日に大麻取締法違反(所持)の疑いで広島県警に逮捕されたが、8月4日に証拠不十分のため不起訴となっている。

 その後はレッズのマイナー、ジャイアンツ、ブレーブスと渡り歩き、昨季はブルージェイズとのマイナー契約からメジャー昇格を勝ち取る。25試合に登板して3勝1敗1ホールド、防御率2.12。35歳にしてメジャーのキャリアで最高の数字を残した。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、通算での奪三振割合が29.5%を「称賛に値するパフォーマンス」と分析している。(Full-Count編集部)