2024年2月2日にアメリカで発売されたApple初の空間コンピューター「Apple Vision Pro」を着用したまま街中をかっぽする一歩未来を進むユーザーの目撃例が複数報告されています。これに加えて、Apple Vision Proの使用例が多数ソーシャルメディア上で報告されており、Apple Vision Proでどんな体験ができるのかが、かなりイメージできるようになっていたのでまとめてみました。

街中での目撃例その1。横断歩道をわたりながら空中で指を動かして何かしらのアプリケーションを操作している様子が撮影されています。





商業施設のようなところでもApple Vision Proユーザーが目撃されています。周囲の実際の環境をリアルタイムで見ることができる「パススルー」機能があるので他の歩行者にぶつかることなく歩くことができるようですが、アプリウインドウが特定の位置に固定されてしまい振り返りながらアプリの操作を余儀なくされるシーンが見受けられます。





ジムにもApple Vision Proユーザーが出没している模様。筋トレ動画でも見ているのか、それとも全く別の何かに没頭しているのか。スマートフォンなどを手にしたままトレーニングすることはできないので、確かに「筋トレ中暇だ……」という人にはピッタリなのかも。





テスラの電気自動車で自動運転中にApple Vision Proを使用するという猛者まで登場。ただし、AppleはApple Vision Proのユーザーガイド上で「走行中の車両、自転車、重機の操縦中、またはその他の安全への注意が必要な状況では、Apple Vision Proを決して使用しないでください」と明記しており、以下の動画でも最後は警察のパトカーがやってくるところがオチとして収録されているので、良い子は真似しないでね。





Cybertruckの運転席でApple Vision Proを使用しているという目撃例も。





「スマートフォンを片手に食事する」という光景は現代社会では見慣れた風景となっていますが、今後はApple Vision Proを装着したまま食事する人が増えていくのかも。









電車の中でApple Vision Proを使って何かしらの作業を行う男性も。意外と周囲の人々は気にしていない模様。





Apple Vision Proを装着したまま街中を歩くと周囲はどんな風に反応するかがわかる動画を公開しているのは、YouTuberのケイシー・ナイスタット氏。同氏は「Apple Vision Proは単に素晴らしいというだけでなく、これまでに使用されたものの中で最も優れたテクノロジーです」「実話:この動画はApple Vision Proを使ってリビングルーム上に浮かぶ高さ11フィート(約3.4メートル)横幅20フィート(約6.1メートル)の4Kスクリーン上で編集しました。私は立ち上がってスクリーンのそばまで歩くこともできます。第二次世界大戦の映画に出てくる壁に貼り付けられた巨大な地図のように、映像のカットを間近で注意深く観察することができました」と、Apple Vision Proを使用した感想をつづっています。





コンテンツクリエイターのルーク・ミアーニ氏もApple Vision Proを装着したまま街中を歩く様子を動画で公開しています。Apple Vision Pro側で撮影した装着者目線の動画も入っており、パススルー機能の精度の高さを実感することが可能です。





YouTuberのBMFVRさんは、事前に用意した買い物リストにApple Vision Proでチェックを入れながら買い物する動画を投稿し、「Apple Vision Proを使って食料品を買うのは実際、悪くないです」とX上にポストしました。





Apple Vision Proに挑戦する高齢者の姿も。動画の投稿者は「これが私の2060年の姿でありますように」と記しており、新しいテクノロジーに挑戦するおじいさんを「これまで見た中で最もキュート」と評しています。





Apple Vision Proの使用例も複数投稿されています。

特に多いのがスポーツ観戦が劇的に進化するという投稿。試合のリアルタイム映像を見ながら、別アングルからの映像を一緒に並べたり、スコアボードを表示したり、同じ試合を観戦中のソーシャルメディアユーザーの声をチェックしたりしています。スマートフォンやPC、テレビなど複数のデバイスを駆使して同じようなセットアップでスポーツ観戦を楽しんでいるという人も少なくないはずですが、Apple Vision Proならひとつで完璧に行えるようになるわけです。





こちらもApple Vision Proを使ってスポーツ観戦する様子。





モータースポーツのF1をApple Vision Proを使って観戦する様子。フォーミュラカーがコースのどこを走行中かが一発でわかるコース全体を立体的に表すアプリがライブ配信の下に配置されており、全体の順位や位置関係が把握しずらいレース系競技と空間コンピューターの相性の良さが伝わってくる内容です。





販売中の住宅の内見ができるApple Vision Pro向けアプリ「Zillow」も登場。新型コロナウイルスのパンデミックでオンライン内見などが急増しましたが、それをさらに一歩進化させたような内容です。





会話内容をリアルタイムで文字起こししたり、翻訳したりすることができるアプリ「Navi」も登場。





テスラアプリもApple Vision Proで動作する模様。





流れてくるタイルをタイミングよくタップする音ゲー要素を用いて実際のピアノを演奏するというアプリ「Piano: Flowing Tiles」。





AR格闘ゲームの「Jadu」は、開発中というApple Vision Pro版Jaduのイメージ映像を公開しています。従来のモニター上でプレイするのとは一味違った臨場感が楽しめそうです。





空間パズルゲーム「Loóna: Cozy Puzzle Games」では、Lumoというキャラクターと交流することができる模様。





バクテリア細胞の分子構造をガイド付きで確認できるというApple Vision Proアプリ「CellWalk」のような、教育系のアプリも登場しているようです。





2024年の夏にはこうなってる人がいるかも、という指摘もありました。