米フロリダ州オーランドのユニバーサル・オーランド・リゾート内に新たにオープンする、全く新しいテーマパーク「ユニバーサル・エピック・ユニバース」より、エリア内の詳細情報が公開された。なんと『ファンタスティック・ビースト』の世界観も再現した『魔法ワールド』魔法省のエリアや、人気の『ヒックとドラゴン』のアトラクション、さらにあの「ダーク・ユニバース」の名を冠したエリアも登場する。

の発表によれば、この「ユニバーサル・エピック・ユニバース」は2025年オープン。「50種類以上のアトラクション、エンターテインメント、ダイニング、ショッピングを備えた広大な世界にゲストをいざない、まさに壮大としか言いようのない、忘れられない冒険を作り上げます」と伝えられている。

この巨大な新エリアは、以下5つのワールドで形成される。以下、オフィシャル画像と拙訳。

セレスティアル・パーク

パークの中心にあり、ゲストがはじめに出会うことになるのがセレスティアル・パークです。何エーカーものなだらかな庭園、水路、散策路をたどるセレスティアル・パークは、「テーマ・パーク」を「パーク」に戻すものです。ユニバーサル・オーランドでは、この世界を探検しながら楽しめるワンダーについて、より詳しい情報も公開しています。またセレスティアル・パークは、壮大なポータルを通じてエピック・ユニバースのさらなる4つのワールドに連なるゲートウェイでもあります。

『ハリー・ポッター』魔法ワールド - 魔法省

ワーナー・ブラザース映画『ファンタスティック・ビースト』に登場する1920年の魔法界パリと、『ハリー・ポッター』シリーズに登場する象徴的なイギリス魔法省が融合した全く新しいランドで、ゲストは魔法界の異なる時代を発見することができます。

スーパー・ニンテンドー・ワールド

ゲストは象徴的な緑の土管に入り、マリオやルイージ、ピーチ姫、ドンキー・コングといった愛すべきキャラクターたちの世界に立ち入り、新たな遊びの形を発見することができます。

ヒックとドラゴン - バーク島

大人気映画『ヒックとドラゴン』シリーズに基づくバイキングの冒険いっぱいのカラフルな世界で、ドラゴンと一緒に空を飛ぶことができます。

ダーク・ユニバース

ゲストは、ヴィクトリア・フランケンシュタイン博士の実験や、神話とミステリーの世界でモンスターが徘徊する影の風景まで、あらゆるものに遭遇することができます。

スーパー・ニンテンドー・ワールドは、日本のユニバーサル・スタジオ・ジャパン、カリフォルニアのユニバーサル・スタジオ・ハリウッドにすでに開園しており、ユニバーサル・エピック・ユニバースは3件目となる(ほか、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールにも建設予定)。

USJ版でもハリウッド版でもスーパー・ニンテンドー・ワールドと『ハリー・ポッター』魔法ワールド関連の施設との併設が実現しているが、今回は「魔法省」を再現した新しいエリアとなっているのがポイントだ。『ファンタスティック・ビースト』の世界観が題材になることも貴重である。

『ヒックとドラゴン』を題材としたアトラクションは既に海外で例がある一方、同シリーズは2025年にが公開予定となっており、改めて注目を集めている。映画公開と合わせた相乗効果が期待できそうだ。

驚くべきは「ダーク・ユニバース」に基づくエリアである。知る人ぞ知るこのユニバースは、かつてトム・クルーズ主演の『ザ・マミー 呪われた砂漠の王』(2017)を皮切りに、独自のホラー映画ユニバース構築を試みた米ユニバーサル・ピクチャーズの一大プロジェクトだった。『ザ・マミー』がいきなりつまずいたことで、一作限りでプロジェクトは頓挫。その後、形を変えて『透明人間』(2019)が製作、ヒットを記録したものの、ユニバーサルのドナ・ラングリー会長が自ら「」と認めていた企画である。

なお、パークのコンセプト映像は、以下の公式YouTube動画で確認することができる。

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