アップルはMacBook Proの内蔵ストレージ(SSD)やRAMをユーザーが交換することを、ほぼ不可能としています。SSDの場合は、メイン基板と一体となっており、基本的には取り外しできる構造になっていないことも一因です。

↑MacBook Pro

 

しかし、最新のM3 Max搭載MacBook Proの内蔵SSDを交換し、元々の8倍の容量に増やした猛者が現れました。

 

これは著名リーカーの@ipilipsi氏が報告していることです。同氏は以前、発売直後のM3 MacBook Proにつき、分解画像をいち早く公開したことがありました。

 

ここで扱われているM3 Max MacBook Proは、購入した直後は1TBストレージが搭載されていました。それを@ipilipsi氏は、なんと8TBへと換装。アップルの正規ストアで1TBから8TBにアップグレードする場合は30万円以上はかかりますが、それより遙かに安上がりだったと思われます。

 

公開された画像では、M3 Max MacBook Proには追加のSSDを搭載できるスペースがいくつか確認できます。そのため、スペース的には問題がなさそうですが、macOSでは最初に内蔵していたSSDしか認識しないよう予め設定されているはず。

 

しかし、@ipilipsi氏はmacOSが改造で入れた8TBストレージすべてが認識していることを示しています。詳しくは説明していませんが、なんらかのソフトウェア的な微調整をしたようです。

 

最近のMacBookは買った後に内蔵SSDを交換や増設できないため、もしも内蔵ストレージの容量を増やしたければ、本体ごと買い替えるほかありません。もしも改造できるほどの技術や知識があれば、「アップルの公式保証が無効になる」ことを覚悟しつつ、自己責任のもとでやってみてもいいかもしれません。

 

Source:@ipilipsi(X)
via:Wccftech