エンゼルスからFAとなっている大谷翔平【写真:ロイター】

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1920年以降で9月に本塁打ゼロで本塁打王に輝いた選手は、大谷を含めて3人

 エンゼルスからFAになっている大谷翔平投手は今季、日本人初の本塁打王に輝き、ア・リーグMVPを満票で受賞した。MLBネットワークの番組「MLBナウ」では、大谷の活躍を振り返る中で、過去3人しかいない珍しい記録を紹介した。

 出演した米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のジェイソン・スターク記者は、大谷を絶賛。「彼はアメージングです。この惑星に住む普通の人間が、こんなことができるだなんて。それがどれだけ素晴らしいことかを、私たちはまだ十分に理解していないと、私は思っています」と語った。

 また、米ヤフースポーツのハンナ・キーザー記者は、来季は投手としては登板しないことにも言及。「しかしながら、またMVPを獲る可能性があるんでしょう!? もしかしたら満票ではないかもしれませんが。彼が(二刀流のうちの)片方だけで生み出す貢献度は本当に驚異的です」と予想した。

 その中でスターク氏が「9月に本塁打を一度も打たずに本塁打王になるなんて、信じられないですよね? 可能なことだとは思えません」と記録を紹介。1920年以降で、9月に本塁打ゼロで本塁打王に輝いた選手は、1931年のチャック・クレイン、1974年のディック・アレン、そして今季の大谷だけだという。(Full-Count編集部)