エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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来季の登板が難しくても「最高の打者であり、最高の投手の1人」

 エンゼルスからフリーエージェントとなった大谷翔平投手が結ぶ新契約の“相場”が高騰の気配を見せている。史上初の総額5億ドル(約757億6300万円)超えが噂されてきたが、ここにきて6億ドル(約909億1500万円)まで高騰すると見る報道も米国で現れている。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツ」が伝えたもの。「オオタニは史上初の5億ドル契約どころか、6億ドルまで高騰するのではないかと言われている。夢物語かもしれないが、現在の状況ではオオタニは球史における最高額の契約にサインすることになるだろう」とした。

 その根拠として「大谷は2度目のトミー・ジョン手術を受けており、2024年は登板しない。とはいえ彼は球界最高の打者であり、最高の投手の1人だ」とその“希少性”を指摘している。

「大谷は最も激しい争奪戦になるFA選手だろう。今年だけでなく、彼が日本からエンゼルスに入団した2018年からだ。“和製ベーブ・ルース”と言われた彼は、その宣伝文句を超えてきたのだ」

 メジャーで残してきた通算防御率3.01、奪三振率11.4、WHIPは1.08は、大谷がMLB移籍した2018年以降の個人ランキング(投球回400回以上)で「10位、7位、10位に入る」と指摘。一方で「打者としてのOPS.922は、2018年シーズン開幕以降において7番目に高い」と投打双方でメジャーのトップ10に名を連ねる選手だとした。

 8月に右ひじを痛めて契約総額に関する報道は一時トーンダウンしたものの、ここにきて再び上昇の気配。どこに行くかだけでなく、いくらなのかも米国の注目を集めている。

(THE ANSWER編集部)