モナコで蘇った南野拓実、リヴァプールでの評価も見直し 「過小評価された」「10番で起用されず」
モナコで開幕から活躍を見せ、復活の兆しを見せている南野拓実。
リヴァプールから移籍してきた昨シーズンはわずか1ゴールに終わったが、今季はアディ・ヒュッター監督のもとで躍動している。
レッドブル・ザルツブルク時代でも南野を指導した同監督は、モナコでは3-4-2-1のシャドーという適正ポジションで彼を起用。南野本人もそのポジションに快適さを感じている。
そうしたなか、『The Athletic』は「南野がヒュッター監督のもとモナコで蘇った」という特集記事を伝えた。そこではこんな指摘がされている。
「南野は粘り強く、勤勉で、正確にプレッシングをする選手だが、スペースを見極めてうまくそこに入っていくこともできる。
彼はトラディショナルなプレーメイカーではない。ファイナルサードに鎮座してレインボーパスを繰り出すわけではない。
そうではなく、周りの動きや自ら攻撃のスペースに入る機会を得ることで恩恵を受けている。その両方が彼のインパクトにおいて重要な部分になっている。
リヴァプールでの南野のキャリアは過小評価され、ザルツブルク時代に感じさせた期待には応えられなかったと評価された。これには議論の余地がある。
彼はユルゲン・クロップ監督から信頼され、評価された有能な選手だったが、リヴァプールは彼に適した10番の位置では決して起用しなかった。
3トップとしてより頻繁に先発起用された非常に才能豊かなアタッカーたちと置き換えられることもなかった。
成功するのに十分ではなかったというよりも、間違ったタイミングで間違った場所にいた選手というケースだ。いまのモナコでの役割がそれを示している」
南野はリヴァプールでの55試合で14ゴールを記録。
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最もフィットしたポジションで使われなかったことを考慮する必要があるということのようだ。