マネーフォワードiは9月11日、「マネーフォワード Admina」において、ITデバイスを管理できる「デバイス管理機能」の提供を開始すると発表した。マネーフォワード Adminaは、SaaSとデバイスの情報を従業員情報と紐付けて管理することで、IT資産を可視化し、入退社に伴う作業の業務効率化を行うことができる。

今回のデバイス管理機能の提供開始に伴い、同サービスは従来のSaaS(Software as a Service)管理プラットフォームとしての役割から、情報システム部門の管理業務を一元的に行える「情シス向け業務OS」へと進化するため、事業領域を拡大していくという。

同機能は社内のITデバイスをマネーフォワード Adminaに登録し、一元的にステータスを可視化する。入退社の際に従業員に付与・削除するSaaSアカウントと、ITデバイスの双方を、どちらも同サービス上で管理することで、重複管理の手間を削減するとしている。

同機能の特徴は、ITデバイスの管理に利用している表計算ソフトや在庫管理ツールからマネーフォワード Adminaにデータ移行する際、現存データをそのままインポートすることができる。

また、AdminaのUI(ユーザーインタフェース)上から、各自のITデバイス保有状況を一覧で確認できるほか、従業員に紐付かない拠点モニタや共有PCなどの管理も合わせて行うことを可能としている。

ITデバイスとその利用者、ステータスなどを一元化できる

さらに「貸与」「在庫」「故障」など、各種のステータスも管理でき、ステータスや利用者が変更される場合も自動で記録し、過去の利用者情報もさかのぼって確認することができるという。

なお、同機能の利用にはマネーフォワード Adminaの「Device プラン」への申し込みが必要となる。