3人の子どもを育て上げ、現在は長女の家族と2世帯同居で暮らす井田典子さん。家事に仕事に、必死だった40代を経て、少し肩の力が抜けた50代、そして60代になった今は、家事などを家族で分担し、ゆとりをもって暮らすように心がけているといいます。

家事を一人で抱えるのをやめて、家族と共有

整理収納アドバイザーとして活躍されている井田典子さん。60代になり、家事を分担したり、予定や情報を家族と共有することで心にゆとりをもって暮らせるようになったといいます。

【写真】なにがどこにあるか一目瞭然の冷蔵庫にするコツ

●冷蔵庫はなにがどこにあるか、家族全員がわかるように

 

冷蔵庫に入れる保存容器は、透明のものに統一すれば、入っているものも残量も一目瞭然。
「夫が料理をするときも食材のありかを聞かれることがなく、全部まかせられます」

冷凍室は上2段にパンや肉、乾物などを重ねず平置き。下段には常備菜などを縦に入れてラベリング。

 

●夫婦でお互いの予定を共有する

夜テレビを見ながら、夫婦で明日の予定を確認。
「たとえば、私が外で仕事の日は孫の送り迎えや洗濯物を取り込むのを夫にやってもらうなど、お互いの予定に合わせて家事を分担します」

●家族と銀行口座やネットサービスの情報を共有する

銀行口座やネットサービスの暗証番号、保険の証券番号など、大切な情報は家族と共有。
「入院など、なにかあったときに家族がこうした情報を知らないと困ってしまいます」。
防犯上心配なら、家族だけがわかる書き方にしても。

 

●2世帯同居でも家計は別に。先回りして手伝わない

娘家族とは、家計は別々。
「電気料金を完全に分けるために、分電盤も工事。28万円かかりましたが、生活習慣の違いが気にならなくなり、結果、大正解」
家事や子育ても、先回りはしません。

 

『これからの暮らし by ESSE vol.05』では今回紹介した以外に、50代〜60代の暮らし上手さんが「やめてラクになったこと」、老けない美容とファッション、どっちがおトク?、夏野菜おかずレシピなど、暮らしに役立つ情報が満載。