昨年のアイビスSDは大健闘の3着だったロードベイリーフ(ユーザー提供:ぴこにゃんさん)

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 JRAの芝重賞では圧倒的な強さを発揮しているサンデーサイレンス系だが、意外にもアイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝1000m)は未勝利だ。

 これまでにサンデーサイレンス系はアイビスサマーダッシュに延べ56頭が出走。15年のシンボリディスコ(父アドマイヤマックス)と19年のカッパツハッチ(父キンシャサノキセキ)の2頭が最高着順。12年に1番人気に支持されたビウイッチアス(父ダイワメジャー)が10着に沈むなど、5番人気以内に支持された11頭も[0-1-1-9]と大苦戦している。

 今年は5頭が出走を予定している。マツリダゴッホ産駒のチェアリングソング(牡6、美浦・青木孝文厩舎)、トーセンラー産駒のバンデルオーラ(牡4、栗東・牧浦充徳厩舎)、イスラボニータ産駒のプルパレイ(セ4、栗東・須貝尚介厩舎)、キズナ産駒のレジェーロ(牝6、栗東・西村真幸厩舎)、ヴァンセンヌ産駒のロードベイリーフ(牡6、栗東・森田直行厩舎)と伏兵がズラリ。

 その中で注目はロードベイリーフ。近走は掲示板外が続くが、昨年のこのレースは勝ったビリーバーから0秒2差の3着。しかも当時は5番枠からの大健闘だった。昨年の韋駄天Sでも2着があるように、直千は大の得意。外枠が叶えば、父系悲願のアイビス制覇に手が届いても不思議はないはずだ。