トークセッションを行なった松下社長(左)とC・ロナウド(右)。(C)SOCCER DIGEST

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 サウジアラビアの強豪アル・ナスルに所属するクリスティアーノ・ロナウドが7月26日、自身がプロデュースする「SIXPAD」のイベントに出席した。

 前半はC・ロナウドと、「SIXPAD」を展開する株式会社MTGの松下剛社長がトークセッションを実施。2人の関係は非常に深く、自宅を行き来する間柄のようだ。まず、松下社長が世界的スーパースターとの思い出を振り返った。

「急遽、名古屋の本社に来る前に、自宅にロナウド選手と、ロナウド選手のファミリーに来てもらって、家族みんなでおもてなしをしました。その時、私の故郷の五島列島から食材を取り寄せて、魚をロナウド選手に食べていただきました。大変楽しい思い出です」

 さらに、ポルトガルのマデイラ島にある実家にも足を運んだという。

「素晴らしい、美しい島なんですけども、そこにも行かさせてもらって、小さい頃から世界を目ざして、努力していた場所も見させてもらいました。いつもロナウド選手からたくさんのことを学ばさせてもらいます。もう一言で、どんな人かって言われると、世界一努力をする人。本当に誰よりも努力をしてる人だなと、いつも思います」

 話を受け、C・ロナウドは「とてもよく覚えている。このうえないおもてなしを受けて。それはいつだって忘れることはない」と、お誘いに感謝。そのうえで、“ベストパートナー”を強調した。
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「僕も松下社長を我が家に呼んで。それはひとえにこのパートナーシップに、深い家族の絆を感じるからだ。やっぱりファミリーとしての縁を、繋がりを、松下社長のみならず、MTGの社員全員と最初から感じてきた。それが長く続いているパートナーシップの根底に流れるものだと思っている。10年近くも続くのは、良い関係だからに違いない」

 38歳のポルトガル代表FWはまた、「1つだけ僕が松下社長に勝てないとこがあるとすれば、それは子どもの数だ」と笑み。すると、松下社長も顔をほころばせ、こう補足した。

「そうなんです。ロナウド選手が1番最初に我が家に来た時、うちはすでに6人の子どもがいました。その時にクリロナ選手は1人でした。でも会うたびに増えています。今5人と6人ということで、そこだけは私に勝てるかなと。今のところはですね」

 子宝に恵まれた2人のタッグは、今後さらにどんな進化を見せるのか。次の10年に期待だ。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)