2日目の最高額で落札されたストライクルートの2022(撮影:田中哲実)

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 HBA日高軽種馬農業協同組合が主催する日高地方最大のサラブレッド1歳市場で、25日から2日間にわたって開催されている「セレクションセール2023」。2日目はサラブレッド1歳146頭が(牡100、牝46)が上場され、132頭(牡93、牝39)が売却。売却率は90.41%、29億5141万円(税込)を売り上げた。平均価格は2235万9167円だった。

 2日目で4000万円以上の高額落札馬は17頭。最高額が付けられたのはフィリーズレビューを勝ったエーポスが半姉にいる「ストライクルートの2022」(牡、父エピファネイア)で、「ミノル」の冠名で知られる吉岡實氏によって6600万円で落札された。

 2番目の高額馬は6160万円の値がつけられた「アポロフィオリーナの2022」(牡、父キタサンブラック)で、落札者は(株)ノースヒルズ。3番目は半兄にハーツクライ産駒で中山金杯2着の実績があるスカーフェイスがいる「スプリングサンダーの2022」(牡、父サートゥルナーリア)で、佐々木將吉氏によって5940万円で落札された。

 1日目、2日目を通じて上場頭数は295頭、売却頭数は271頭(売却率91.9%)となり、売却総額は前年比116%の62億1137万円。売却総額、売却率ともに過去最高を記録した。全体の取引平均額は約2292万円(牡馬:約2525万円、牝馬:約1661万円)で、こちらも昨年の約2030万円を上回った。

※価格表記はすべて税込