前々走の胎内川特別を制したグランスラムアスクと古川奈穂騎手(ユーザー提供:t-e-t-eさん)

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 デビュー3年目の古川奈穂騎手(栗東・矢作芳人厩舎)が、クイーンステークス(3歳上・GIII・芝1800m)のグランスラムアスク(牝4、栗東・矢作芳人厩舎)でJRA重賞初騎乗を果たす。

 古川騎手はデビュー3年目の22歳。1年目は7勝、2年目は10勝だったが、今年はここまでキャリアハイの13勝をマーク。騎乗数も増加するなど、今注目される若手の一人だ。

 グランスラムアスクは勝手知ったるパートナーだ。21年11月21日の2歳未勝利では自身の左肩手術から復帰後の初勝利、昨年10月26日の粟島特別では特別初勝利と、節目節目の勝利をともに挙げてきた。今回は人馬揃っての重賞初挑戦となるが、得意の逃げる形に持ち込めれば、見せ場以上があっても不思議はない。

 JRA所属の現役女性騎手では藤田菜七子騎手、今村聖奈騎手、永島まなみ騎手に続いて、4人目の重賞チャレンジ。勝てば藤田菜七子騎手、今村聖奈騎手に続いて、3人目の偉業となる。師匠の矢作芳人調教師の管理馬で勝てば、これ以上ないドラマとなるに違いない。