関屋記念に出走予定のララクリスティーヌ(撮影:井内利彰)

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 先週も関屋記念(8月13日・新潟芝1600m)に向けた追い切りをニュースでお伝えしたララクリスティーヌ(栗東・斉藤崇史厩舎)。今朝26日は2週前追い切りとなるが、中井裕二騎手(レースは菅原明良騎手)が跨って、CWでの単走となった。

 馬が少ない時間帯だったこともあり、馬場入りはスムーズ。最初は歩いて、それからキャンターに移行するが、馬自身は落ち着いているので、前掛かりになるようなところはない。ただ、ジョッキーがふわっと乗っているわけではないので、馬自身にもしっかり気持ちがある状態で追い切りの体勢を整えているような感じ。

 6F標識を過ぎてからも、さほど速いラップではなく、6Fトータルで86~87秒になるかなあという入り。ただ、3コーナーで少し気持ちを入れるような状態になった時にラップが速くなり、最後の直線に向いてからはきっちり加速。特にゴール前の伸びは先週よりも楽に動けていて、それでいて先週のラスト1F11.7秒より速くなっている。

 時計は6F83.2~5F67.3~4F52.3~3F37.4~2F23.5~1F11.4秒。全体は先週よりも遅くなったが、来週以降にしっかり中身が詰まってきそうな動きに見えた。夏場ということもあり、特に速い時計は必要ないだろうし、無駄のない緩やかな上昇曲線でレースに向かうことが出来ている。

(取材・文:井内利彰)