ディヴィーナが2着となった中京記念(c)netkeiba.com

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【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆血統で振り返る中京記念

【Pick up】ディヴィーナ:2着

 後方追走から大外を伸びて2着を確保。昨年3月にオープン入りしてから初めて馬券圏内に入りました。

 モーリス産駒は総じてトビが大きいため、東京、阪神外回り、中京などの、直線の長い芝コースを得意とする傾向があります。「モーリス×ディープインパクト」の組み合わせは、瞬発力に秀でた母の父ディープインパクトの特長が加わるので、さらにその傾向が強まります。

 この配合の中京芝1600mの成績は、21回走って連対率42.9%と驚異的。過去、ルークズネストがシンザン記念で2着、ララヴォルシエルが1分32秒2というレコードタイムを樹立しています。

 ディヴィーナ自身、今回の2着で[3-1-0-1]という成績。前走のヴィクトリアマイルは、15番人気ながら4着と健闘したのですが、このレースは今回と同じく、直線の長い左回りコースで行われたマイル戦でした。今後もこの条件なら好走が望めます。