いとこにソダシやハヤヤッコを持つブランシール(撮影:竹之内元)

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 今週と来週は新潟&札幌の2場開催になる。関東からは話題の白毛馬やGI馬の弟など各厩舎の注目馬がスタンバイ。それぞれのレースぶりをチェックしておきたい。

【7月29日(土) 新潟芝1600m】

◆サトノフォルテ(牡、父ロードカナロア、母シュンドルボン、美浦・国枝栄厩舎)

 ハーツクライ産駒の母はGIII中山牝馬Sの勝ち馬。現4歳の半姉ピンクマクフィーは芝1400から1600mで2勝している。「乗り込むにつれ、徐々に良くなってきた。ジョッキーの感触もいいし、折り合い面の問題はなさそうです」と国枝栄調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。

【7月30日(日) 新潟芝1800m】

◆カンティアーモ(牝、父エピファネイア、母リビアーモ、美浦・木村哲也厩舎)

 アドマイヤベガ産駒の母はオープン勝ち(オーロC)を含め、通算6勝を挙げた。いとこにアルフレード(GI朝日杯FS)やフィリアプーラ(GIIIフェアリーS)がいる。「見た目の体つきはいい。まだ走り方や心身のバランスなどに課題があるけど、ひと追い毎に良くなってきています。まずは広いコースで見てみたい」と木村哲也調教師。鞍上は川田将雅騎手が予定されている。

【7月29日(土) 札幌芝1500m】

◆カリーシ(牝、父モーリス、母ラクアミ、美浦・武井亮厩舎)

 2022年のセレクトセール(1歳馬セッション)に上場され、取引価格は9240万円。叔父にモンドキャンノ(GII京王杯2歳S)がいる。「見た目もいいし、センスが良さそう。ひと追い毎に走り方も良くなってきた。芝なら切れる脚を使えそう。初戦から楽しみです」と武井亮調教師。鞍上は横山武史騎手が予定されている。

◆ブランシール(牝、父ニューイヤーズデイ、母マーブルケーキ、美浦・稲垣幸雄厩舎)

 シラユキヒメ一族の白毛。伯母にユキチャン(関東オークスなど交流重賞3勝)、いとこにソダシ(GI3勝)やハヤヤッコ(重賞2勝)がいる。「まだまだ成長の余地を残しているけど、ひと追い毎に良くなっている。いいスピードがありそう。小柄な牝馬で軽い走りをするので、まずは芝から使ってみます」と稲垣幸雄調教師。鞍上は北村宏司騎手が予定されている。ニューイヤーズデイ産駒のJRA初勝利となるかにも注目だ。

【7月30日(日) 札幌芝1800m】

◆ソニックライン(牡、父リアルインパクト、母ルミナスパレード、美浦・木村哲也厩舎)

 半姉にソングライン(安田記念を連覇するなどGI3勝)、叔母にジューヌエコール(重賞2勝)がいる。「体形的にもパワー型。だいぶ動けるようになってきたし、まだまだ良くなりそう。北海道の洋芝は合いそうなイメージです」と木村哲也調教師。鞍上は未定。

(取材・文:竹之内元)