21年の武蔵野Sを制したソリストサンダー(撮影:下野雄規)

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 かしわ記念(JpnI)で2年連続の2着、21年には武蔵野S(GIII)を制すなど、ダート路線で活躍したソリストサンダー(牡8、栗東・高柳大輔厩舎)が22日、JRAの競走馬登録を抹消した。今後は大井競馬に移籍する予定。同日、JRAがホームページで発表した。

 ソリストサンダーは父トビーズコーナー、母ラヴソースウィート、母の父スペシャルウィークという血統。父は11年にウッドメモリアルSを制した米G1馬。

 本馬はデビュー2戦目からダートに転向。徐々に距離を延ばしながら勝ち星を重ね、20年8月のTVh賞を制してOP入りを果たす。以降はマイル前後の重賞に出走を続け、21年にはかしわ記念2着、南部杯で3着に入り、GI級競走でも存在感を示した。

 同年の武蔵野Sでは、ハイペースも味方に付けて差し切り勝ち。6歳秋にして待望の初タイトルを獲得し、トビーズコーナー産駒のJRA重賞初制覇を飾った。22年にはゴドルフィンMで4着に入るなど、世界の強豪相手にも健闘。3年連続で出走した今年5月のかしわ記念がJRA所属馬としてのラストランとなった。通算成績は34戦6勝(うち重賞1勝)。

(JRAのホームページより)