昨春のデビュー戦以来の2勝目を狙うビーナスローズ(昨年5月撮影、ユーザー提供:ひげまつりさん)

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 日曜中京8Rの3歳上1勝クラス(芝1400m)はビーナスローズ(牝4、栗東・杉山佳明厩舎)が穴っぽい。

 昨春の未勝利で経験馬相手にデビュー勝ち。その後は8着、11着、5着、14着、8着と苦戦が続くが、休み明けだったり不向きなダートだったりと、それぞれのレースに明確な敗因がある。とりわけ3走前と2走前は明らかに体つきが寂しかったので、出来も良くなかった印象。全く参考外でいい。

 その点、休み明けで転厩初戦、かつ3戦ぶりの芝となった前走は見どころがあった。着順こそ8着だが、当時は外伸び馬場の最内枠という厳しいシチュエーション。そんな中、馬群を捌いて最後まで渋太く脚を伸ばしていたことは評価できる。

 出来と条件さえ整えば、現級でも力は足りる馬。2カ月ぶりの今回、減り続けている馬体重が少しでも増えていれば、好配当の使者となってくれるはずだ。