昨夏に今回と同舞台の未勝利を制したパトリックハンサム(昨年7月撮影、ユーザー提供:かみふくさん)

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 福島10Rの白河特別(3歳上・2勝クラス・芝1800m)はパトリックハンサム(牡4、美浦・菊沢隆徳厩舎)で好配当を狙う。

 昇級後の3戦は12着、7着、7着で、全て勝ち馬から1秒以上の大敗を喫している。ただ、現級で力不足と判断するのは早計だ。注目したいのは前走の胎内川特別で、勝ち馬から1秒2差とはいえ、3着からは僅かに0秒3差だった。しかも上がり3Fはメンバー中最速タイとなる33秒7。スローペースが堪えて上位争いには加われなかったが、展開一つで勝負になりそうな雰囲気はあった。

 何より今回の最大の推し材料は、2戦2勝の福島芝1800mに舞台が替わること。もともとペースが上がりやすいコースであることに加え、逃げ馬も揃ったので、差し有利の展開が期待できる。ガラリ一変があっても決して驚けない。