重賞初制覇を目指すヴァリアメンテ(22年4月撮影、(c)netkeiba.com)

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 日曜も3場ともに芝ダート揃って良となる。福島の芝は極端な脚質の有利不利がない。ただ、上級クラスになると前よりも中団の組、そして内枠よりも中~外枠に分がありそう。土曜はディープインパクト系が[4-6-2-12]の好成績。対照的にキングマンボ系は人気薄が多かったとはいえ、[0-0-1-15]とサッパリだった。ダートは小回りらしく先行有利とみていい。

 中京の芝は良にしては時計がかかり気味。内外はほぼフラットだが、先週に比べれば差しが決まりやすくなっている。ドゥラメンテ産駒が[2-2-2-1]と好成績を挙げるなど、キングカメハメハ系の活躍が目立った。ダートは先週までは差しが決まっていたが、土曜は一転して顕著な前残り傾向だった。

 札幌の芝は予想通り、函館に比べて差しが決まっている。ペースが流れれば差し差し決着まである。開幕週だが極端に内有利ということはない。ダートは4角で前に取り付かないと厳しい。差し馬は早めスパートが必須。土曜のダ1700mは4鞍中3鞍で520kg以上の大型馬が勝利していた。

【注目馬】
福島12R・レイカットスルー…ディープインパクト系のミッキーアイル産駒。ダートの前走は参考外。今回と同じ芝1200mの前々走は8着とはいえ、上がり3Fはメンバー中最速だったので、ペースが流れれば出番がある。

中京11R・ヴァリアメンテ…土曜の中京芝で絶好調だったドゥラメンテ産駒。11カ月ぶりとなる点がカギだが、そこは休み明けに強い中内田厩舎。今夏の重賞で好騎乗が続く西村淳也騎手の手綱捌きにも期待したい。

札幌11R・カイザーメランジェ…長く不振が続いていたが、控える競馬に転じて復調ムード。とりわけ前々走の函館スプリントSは見せ場十分の4着だった。59kgの前走は参考外。4kgの55kgなら勝ち負けになっていい。