安達太良Sに出走を予定しているマルモリスペシャル(23年4月撮影、(c)netkeiba.com)

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 23日(日)に福島競馬場で行われる安達太良ステークス(3歳上・OP・ダ1150m)。同競走は02年から20年までダ1700mの3勝クラス特別として行われていた。15年には後にみやこSを制すロワジャルダンが勝利。16年の覇者リッカルドは続くエルムSを連勝するなど、活躍馬が多数出ている。

 昨年からは距離が短縮。今年からはOPに格上げとなったが、福島ダ1150mでオープン競走が組まれるのは史上初めて。3勝クラスのレースも19年のやまびこSが初設定だったので、上級条件の開催が極めて少ない条件となっている。

 同舞台かつ3勝クラスで行われた9鞍を振り返ってみると、追込馬は【0-0-1-41】と壊滅的で、差し馬も【1-4-4-37】と勝ち切れていない。一方、逃げ馬は【2-1-2-4】と悪く無いが、今回はチェイスザドリームやハコダテブショウなど同型馬が複数頭おり、展開が厳しそうだ。となれば、中団より前目からしぶとく脚を伸ばせるタイプが狙い目。前走の松風月Sではスローで伸びきれなかったアーバンイェーガー、マルモリスペシャル、デュアリストあたりの巻き返しに期待したい。