声が聞きやすい!2980円の学習専用イヤホン「STUDY 1」はビジネスユースにも最適でした
イヤホン選びの基準って、みなさん何を重視していますか? 連続再生時間に完全ワイヤレスor有線、さらに低音重視にボーカルの伸びなど、さまざまな要素がありますが、筆者は断然、声の聞こえの良さ。
手持ちのレコーダーと組み合わせたときに、しっかり聞こえ文字起こしが容易にできるもの、さらにオンライン会議・発表会などで相手の声を聞き逃さないを前提にチョイスしています。そんななか、出合ったのがfinal(ファイナル)の学習専用イヤホン「STUDY 1(スタディワン)」(2980円)でした。
「STUDY 1」は、人の声が聞き取りやすい音響設計を採用し、学習への集中力を高められるよう開発されたイヤホン。2022年に、コロナ禍でのオンライン授業や会議が主流となってきたタイミングで発売され、話題になりました。
学生向けかと思いきや、声の聞きやすさに加え、R側にハンズフリーマイク&ワンボタンリモコンも搭載。会議や通話にもしっかり使える仕様で、ビジネスマンが1台持っていると重宝する、そんなシーンを選ばない1台です。
実際にオンライン会議で使ってみたところ、スパンッと声が前に出てきて聞き取りやすく、加えて非常にクリアな印象。「もう少し大きな声で…」「もうちょっとマイクの近くで…」なんてシーンよくあるかと思いますが、びっくりするほどの安定感で声が届きました。
さらに、手持ちのレコーダー(超愛用中の「Roland R-05」)と組み合わせて使ってみたところ、「ボリュームをそこまで上げずともちゃんと遠くの人の声も聞こえる!!」と驚きの結果に。
もちろん近場の人の声もくっきり・はっきり! 取材後は、文字起こしアプリを使わず、回想しながら人力で文字起こし&原稿を組み立てるタイプの筆者としては「くぅ〜ありがたい」と感謝せずにはいられないクオリティ。本気で買ってよかったと思いました。音が聞きにくいと途中で心が無になったりするので、今後はそんなこともなさそう。
付属品は、イヤーピースがサイズ別に全5種。耳道の傾きにジャストでハマる“スウィングフィット機構”(同機構により、鼓膜にダイレクトに音が伝わりクリアな音質を実現しているんだとか)を採用。遮音性も高く、柔らかな素材もあいまって負担減の印象。右がホワイト、左がクリアと見分けがつきやすいのも◎。
語学学習用途に関しては、パッケージで謳っているだけあり花丸。こちらはiPhoneでスペイン語のオーディオブック利用でしたが、いつもは「はっや! 脳と耳がついていかない!」なんてセンテンスでも、モコモコ皆無のナチュラルな聞こえで、頭にスッと入ってくる感覚。声出し復唱しても前に出てくれるとも思いました。
有線で電池切れや音声途切れの心配もなく、声が際立つ学習専用機、さらに価格もリーズナブルと手軽に導入しやすい「STUDY 1」。会社のデスクやカバンにひとつ入れておけば、高パフォーマンスをサポートしてくれること間違いなしですよ。
>> final
<取材・文/相川真由美>
相川真由美|エディター/ライター。ライフスタイル系雑誌の編集アシスタントを経て、IT系週刊誌・月刊誌で約10年以上編集者として刊行にたずさわる。現在は、フリーの編集記者として国内外のテーマパークやエンタメ、ならびに観光、航空関連の取材・インタビューを中心に執筆中。
【関連記事】
◆小型&軽量、通話時のノイズも低減。コスパ面も優秀な高性能オープン型イヤホン!
◆テクニクスの完全ワイヤレスイヤホンはLDAC対応で高音質!しかも3台マルチポイント対応だって!
◆JVCのType-Cプラグ式有線イヤホンで会議やゲームアプリの音途切れや遅延とさよなら!