猛暑日が続きますが、電気代が高騰しているなか、なるべくエアコン代を抑えたいもの。ここでは元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さんに、電気代を節約しつつ涼しく過ごすアイデアを教えていただきました。

家が暑い!エアコンをつけずに涼しく過ごす小さな工夫3つ

先日、「電気料金の値上げに関するお知らせというハガキが届いているわよ」と母。
電気代の値上がりに対応するため、この夏も様々な工夫でエアコンの稼働を抑えています。

【写真】寝室で過ごすときは、このくらい暗くても大丈夫

●1:首に巻くだけの保冷剤は、お風呂上りやメイクのときにも

先日、親戚からうれしいプレゼントが届きました。広げて、首に巻くだけで涼しくなるグッズ「ICE RING」です。
これが、家の中でも体の温度を下げてくれて、エアコン代の削減に一役買ってくれています。

彼女曰く、「便利と知ってはいても、ひとつ3000円くらいするから、家族分を自分で買うかと言われると迷うのよね」。
だからこそ、ちょっとしたプレゼントでいただくとうれしいもの。「涼しく過ごしてほしい」という心遣いが、プレゼントにぴったりですね。

使い方は簡単。保冷剤のように冷やしてから首に巻くだけ。冷凍庫に入れて冷やせば、ヒヤッと感がたまらなく気持ちがいい。
私はMサイズで首にぴったりつくのが苦になりませんが、母はLサイズの方がラクなのだそう。

思ったよりも長い時間、冷たさが続くように感じます。
冷たすぎるのが辛い方や、外出先でなら、水をかけるだけでも冷たさが戻るのもいいところ。

さらに親戚からは、「汗をかきやすいお風呂上りやメイクのときに使うといいわよ」と教えてもらいました。
娘も、「そっか! 外で使うイメージだったけれど、そういう使い方もいいね」と。

100円ショップにも、濡らして首に巻くスカーフなど、涼しく過ごすためのアイデアグッズが売っているので、探してみてもいいかもしれませんね。

ちなみに熱い湯につかってから暑い暑い…と冷房をつけるのでは意味がないので、夏場のシャワーやお風呂の温度は、ぬるめに設定しています。

●2:外から戻ってきたらアイスをぱくり

また、夏に外出先から戻ったときには、2つ3つアイスを口に入れるだけで、スッと汗がひくことがあります。
私は、お客様にもお出しします。歩いてきて家に上がると一気に汗が噴き出すので、着くなり小さなアイスをお出しすると、「落ち着きました」「助かりました」と言っていただけます。

エアコンの温度を低くしたり風量を強めるよりも、電気代もかからず効果的と感じています。

●3:夜はライトを暗めにして部屋を暑くしない

案外、部屋のライトや電子機器類も熱をもつので、つけなくてもいい場所はできるだけつけないようにしています。

夜はダウンライトの明るさをさらに落とします。それでもテレビやスマホは十分見えるので困ることはありません。
淡い灯りで気持ちも落ちつき、眠りにつきやすくなります。寝苦しい夏の夜を少しでも涼しく過ごせるかもしれません。

みなさんも電気代をかけずに涼しく過ごすコツを試してみてください。