3台のパトカーが自宅前に停車し警察官の訪問を受けた男性だが、玄関ドアを開けると警察官らは笑っていた。「何かやらかしてしまった」と焦った男性だったが、その原因に大笑いすることに(画像は『BBC 2023年7月7日付「Essex police search for screaming woman finds pet parrot」(STEVE WOOD)』のスクリーンショット)

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自宅の前に3台のパトカーが停車し警察官に呼び鈴を鳴らされたら、身に覚えがなくても「何かあったのか」と不安になるものだろう。先日、イギリス在住のある男性の自宅に警察官が出動した。通報によれば「女性の叫び声が聞こえる」とのことだった。しかしその原因が明らかになると、警察官と一緒に笑うことになったという。予想外の声の持ち主について、イギリスの公共放送『BBC』などが詳細を伝えている。

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今月4日の午後、英エセックス州キャンベイ島に住むスティーヴ・ウッドさん(Steve Wood、54)の自宅に、3台のパトカーとともに警察官がやってきた。元警察官のスティーヴさんだったが、彼らが自宅を訪れた理由について心当たりがなく、「何をしてしまったんだろうと思いました」と当時の心境を振り返った。

不安に思いながらも玄関ドアを開けると、警察官たちが笑っていた。彼らによると、スティーヴさんの家から「女性の叫び声が聞こえる」と通報があったそうで、通報者は女性が襲われているのではないかと心配したようだった。

しかしスティーヴさんの家に到着した警察官らは、家の中から聞こえてくるその声を聞いて大笑いすることになった。スティーヴさんはオウムなどの鳥22羽を飼育しており、その鳴き声が女性の叫び声と勘違いされていたのだ。原因は分かったものの、念のために呼び鈴を鳴らしてスティーヴさんを呼び出した次第だった。

当時の様子を撮影した動画には、スティーヴさんが室内から玄関へ向かう様子が捉えられており、複数の鳥の鳴き声が聞こえてくる。ドアを開けると2人の警察官が立っており、カメラに向かって笑い、窓から鳥たちの様子を確認していた。道路には3台のパトカーが並んでおり、1台のパトカーが走り去る際には、警察官が運転席から手を振る様子が映っていた。スティーヴさんは「近所の人が『女性が助けを求めて叫ぶ声が聞こえる』と心配して通報したみたいだ」と大笑いしていた。

なお飼育している22羽のうち、女性の叫び声のような鳴き声を出した“犯人”は、キエリボウシインコの“フレディ(Freddie、3)”だった。21年間鳥を飼っており、現在もフレディのほかにコンゴウインコ、ワカケホンセイインコ、セキセイインコなどと暮らすスティーヴさんだが、このような通報をされてしまったのは今回が初めてのことだった。「あの時、鳥たちを違う部屋へ移動させていたので、いつもより騒がしかったのです」とスティーヴさんは説明している。

スティーヴさんは「警察も通報者も、正しいことをしたまでです。不愉快な気持ちはありませんよ」と笑ってコメントを残した。

ちなみに今年5月には、「ヘルプ!」の叫び声に駆けつけた米オクラホマ州の警察官が、まさかの声の主に爆笑したケースが大勢の笑いを誘っていた。

画像は『BBC 2023年7月7日付「Essex police search for screaming woman finds pet parrot」(STEVE WOOD)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)