Roborock初のスティック型水拭き掃除機が登場、充電ドックに戻すとブラシを自動で洗浄して乾燥も
SB C&SはBeijing Roborock Technology(Roborock)初のスティック型水拭き掃除機「Roborock Dyad Pro」(以下、Dyad)を7月14日から発売する。販売チャネルはヤマダデンキのヤマダウェブコムとRoborock Japanダイレクト(本店およびAmazon店)で、市場想定価格は6万2800円。
Dyadはスティック型掃除機本体に水拭き用の清水タンクと水拭き後の汚水タンク、さらに洗剤用タンクを搭載。本体底面の三つのローラーブラシに水を送り、拭き取り後の汚れた水は汚水タンクに溜められる。スマートダストセンサーが床の汚れ具合を検知し、吸引力とともに水拭きの水量も自動で調整する仕組みだ。
洗剤用タンクに一度洗剤を入れると最長で600分、清水タンク20杯分に相当する掃除に使用できる。床の汚れ具合に応じて洗剤量も自動でブラシに送られるのは、洗濯機の洗剤自動投入と同じだ。水拭きに洗剤を使用しない場合は、洗剤タンクを取り外しておくことも可能。ユニリーバ製の専用洗剤は8月上旬に発売予定という。
掃除後に本体を充電ドックに戻すとローラーブラシを自動洗浄し、さらに自動乾燥も行う。床の汚れが付着したブラシを掃除の度に手洗いする必要がなく、乾燥まで行うので手入れに要する時間が大幅に節約でき、すこぶるタイパがよいといえるだろう。
全自動でタイパがよいといっても掃除機である限りやはり肝心なのは、どれだけ床の汚れをキャッチして拭き取るか、だ。Dyadの吸引力は1万7000Pa。このパワーで微細なハウスダストを吸い込み、液体が混ざった食べこぼし汚れなどもキレイに水拭きして床をベタつきがなくスッキリと拭き上げる。
特徴的なポイントが三つのローラーブラシだ。左右2本の短いブラシと1本の長いブラシが向き合う形に配置され、前後回転して汚れを集めて吸い込む。前方に配置されている2本のブラシはヘッド部の幅とほぼ同じエリアまでカバー。これにより、壁から1mmの位置にある汚れも吸引し、拭き取ることが可能だ。
ヘッド部は左右40度まで回転するので取り回しがよく、机や椅子の足周りの掃除もしやすい。さらにハンドル部を前方に傾けるとロックして自立するので、掃除の途中で一時的にその場から離れる際も壁に立てかけなくてよい。
ハンドル部には自動洗浄ボタンとモードの変更ボタン、電源ボタンが付いていて、本体トップのLEDパネルで動作状況やバッテリの残量、清水タンクの補充、汚水タンクの交換などを確認できる。
また、アプリと連動すると運転モードや洗浄後の乾燥時間などの設定がスマホで行なえ、掃除履歴やアクセサリの交換タイミングなどの確認も可能だ。
近年、水拭きができるロボット掃除機やスティック型掃除機が増えている。しかし、壁ぎわの汚れは取りにくかったり、ゴミの吸引よりも水拭きを重視していたりというモデルが多い。Dyadは吸引力や拭き取り性能はもとより、操作性や使い勝手なども考えられて開発されている。
販売チャネルはECのため、実機を体験することはできないが、Roborock Japanの公式YouTubeチャンネルでチェックしてみよう。(BCN・風間 理男)
●3本のローラーブラシが汚れの吸引と水拭きを同時に行う
洗剤用タンクに一度洗剤を入れると最長で600分、清水タンク20杯分に相当する掃除に使用できる。床の汚れ具合に応じて洗剤量も自動でブラシに送られるのは、洗濯機の洗剤自動投入と同じだ。水拭きに洗剤を使用しない場合は、洗剤タンクを取り外しておくことも可能。ユニリーバ製の専用洗剤は8月上旬に発売予定という。
掃除後に本体を充電ドックに戻すとローラーブラシを自動洗浄し、さらに自動乾燥も行う。床の汚れが付着したブラシを掃除の度に手洗いする必要がなく、乾燥まで行うので手入れに要する時間が大幅に節約でき、すこぶるタイパがよいといえるだろう。
●壁から1mmの位置までブラシが到達し、壁ぎわの汚れも拭き取る
全自動でタイパがよいといっても掃除機である限りやはり肝心なのは、どれだけ床の汚れをキャッチして拭き取るか、だ。Dyadの吸引力は1万7000Pa。このパワーで微細なハウスダストを吸い込み、液体が混ざった食べこぼし汚れなどもキレイに水拭きして床をベタつきがなくスッキリと拭き上げる。
特徴的なポイントが三つのローラーブラシだ。左右2本の短いブラシと1本の長いブラシが向き合う形に配置され、前後回転して汚れを集めて吸い込む。前方に配置されている2本のブラシはヘッド部の幅とほぼ同じエリアまでカバー。これにより、壁から1mmの位置にある汚れも吸引し、拭き取ることが可能だ。
ヘッド部は左右40度まで回転するので取り回しがよく、机や椅子の足周りの掃除もしやすい。さらにハンドル部を前方に傾けるとロックして自立するので、掃除の途中で一時的にその場から離れる際も壁に立てかけなくてよい。
ハンドル部には自動洗浄ボタンとモードの変更ボタン、電源ボタンが付いていて、本体トップのLEDパネルで動作状況やバッテリの残量、清水タンクの補充、汚水タンクの交換などを確認できる。
また、アプリと連動すると運転モードや洗浄後の乾燥時間などの設定がスマホで行なえ、掃除履歴やアクセサリの交換タイミングなどの確認も可能だ。
近年、水拭きができるロボット掃除機やスティック型掃除機が増えている。しかし、壁ぎわの汚れは取りにくかったり、ゴミの吸引よりも水拭きを重視していたりというモデルが多い。Dyadは吸引力や拭き取り性能はもとより、操作性や使い勝手なども考えられて開発されている。
販売チャネルはECのため、実機を体験することはできないが、Roborock Japanの公式YouTubeチャンネルでチェックしてみよう。(BCN・風間 理男)