本格的な夏のレジャーシーズンを迎え、日光市では4日、水難事故に備えて川下りなどを行う事業者が合同で救助訓練を行いました。

 この訓練は、日光市内の鬼怒川で川下りやラフティングなどのレジャー事業を行う4つの事業所で構成する「鬼怒川温泉地区河川利用者安全協議会」が毎年行っているものです。

 この日は、協議会の会員約20人が参加して流された人に向かってロープを川に投げ込んで救助するスローバックと呼ばれる訓練を行いました。

 また、ラフティングの参加者が急遽、体調不良になったという想定の訓練では会員の鬼怒川ライン下りの「救助船」が駆け付けて体調不良者を船に乗せて助け出し事業者同士の連携を図りました。

 今年(2023年)3月には、京都府の保津川で川下りの船が転覆し船頭2人が死亡する事故が発生していることから協議会では、訓練をはじめ安全対策を第一に事業を行っていきたいとしています。