エルデンリングもApex Legendsも塊魂も場所を選ばずにプレイできるASUSの携帯型ゲーミングPC「ROG Ally」でゲームをプレイするとどんな感じなのか?
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PCメーカーのASUS(エイスース)が2023年6月14日に発売する携帯型ゲーミングPC「ROG Ally(アールオージー エイライ)」はWindows 11 Home 64bitをOSに採用しており、7インチ液晶・AMDの携帯型PC向けゲーミングSoCであるAMD Ryzen Z1シリーズ・16GBのRAM・512GBのストレージを搭載しており、いつでもどこでもSteamやXbox Game Passなど複数のプラットフォームのゲームを遊ぶことができます。そんなROG Allyを一足先に触る機会が得られたので、実際にいくつかのゲームをプレイしてみました。
https://jp.store.asus.com/store/asusjp/html/pbPage.rog_ally2023/
まずはパズル系FPSのPortalをプレイしてみました。2007年に開発された古いゲームであることから、Portalはかなり軽量なゲームです。Steam DeckではUIがモバイル向けになっていましたが、ROG Allyだとタイトル画面はWindows PCで遊ぶものと同じ。
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実際にROG AllyでPortalをプレイする様子が以下で、問題なくプレイできました。アナログスティックはバネの抵抗が少なめなのか、かなりやわらかいタッチなので使い込んで慣れていくか、スティックの感度調整を行うかするのがよさげです。
【レビュー】ASUSの携帯型ゲーミングPC「ROG Ally」で「Portal」をプレイしてみた - YouTube
続いて、APEX Legendsをプレイしてみました。
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Apex Legendsの画面設定は自動で設定されており、解像度は1920×1080ピクセル。フレームレートは、ゲーム内に表示される情報ウィンドウによると、だいたい30〜40fpsといった感じでした。プレイしていてラグやカクカクするような処理落ちは感じられませんでしたが、120fps以上のハイフレームレートでぬるっとした動きを求めている人には不満が残るかも。
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Apex LegendsをROG Allyでプレイしている様子は以下のムービーで見ることができます。
【レビュー】ASUSの携帯型ゲーミングPC「ROG Ally」で「Apex Legends」をプレイしてみた - YouTube
ゲームが終わった後、一度本体をそのままスリープしたのですが、復帰するとなぜかウィンドウモードに切り替わってしまいました。Steam DeckはほぼSteamのゲームをプレイすることを中心に設計されていたため、ゲームの切り替えやスリープが簡単で、スリープ後の復帰もほぼスリープ前の状態に戻っていたのですが、ROG Allyはスリープする前の状態に正しく復帰しないこともありました。
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次にELDEN RING(エルデンリング)をプレイ。エルデンリングのPC版スペックは必須要件で「CPU:Intel Core i5-8400あるいはAMD RYZEN 3 3300X」「メモリ:12GB」「GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060 3GBあるいはAMD Radeon RX 580 4GB」となっています。
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アンチチートシステムのEasy Anti-Cheatが起動。
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画面にはまったくカクカクした様子がなく、非常にスムーズにプレイできています。解像度は1920×1080ピクセルで、7インチの画面で見れば十分美麗に見えます。発色もよくラグもないので、ストレスフリーなゲームプレイが可能でした。また、画面左右のスピーカーから再生される音声も音質が良く、イヤホンやヘッドホンがなくてもはっきりと効果音やBGMが聞こえます。
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以下のムービーが、ROG Allyでエルデンリングをプレイする様子。
【レビュー】ASUSの携帯型ゲーミングPC「ROG Ally」で「ELDEN RING」をプレイしてみた - YouTube
今度は3D格闘ゲームの「鉄拳7」を遊んでみました。
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派手なエフェクトとハイポリゴンな3Dモデルが動きまくるゲームですが、問題なくプレイできました。十字キーは各方向の入力がしづらく、格闘ゲームのコマンド入力を正確に入れるには少しコツがいるかも。
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最後にアナログスティックの操作を確かめるために、「塊魂アンコール」をプレイ。
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アナログスティックはなめらかで、操作性は十分。上下の位置にズレがあるので、塊魂シリーズとしての操作性は十分なものではありませんが、非常に動かしやすいので方向転換も問題なく行えます。
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今回レビューしたROG AllyはRyzen Z1 Extreme搭載で、ある程度のスペックを要するゲームでもサクッと動くことが確認できました。ボタンやスティックの配置はSteam Deckよりも一般的なコントローラーに近く、操作性も十分あるので、遊びづらいということはありません。ただし、重量は約612gということで、手に持ってプレイしていると少し疲れてくる部分はありました。
Steam Deckと比べて特に違うなと思った点は「ゲームを遊ぶデバイスというよりもゲーミングPCである」ということ。Steam DeckはSteamに特化したLinuxベースのOS「Steam OS」を搭載しており、対応しているタイトルであれば起動も操作も自動で最適化してくれました。しかし、ROG AllyはあくまでもWindows 11搭載のゲーミングPCということで、起動は「PCでSteamやXbox Game Passからゲームを起動する」のと同じ。また、スリープさせてから復帰すると、ゲーム画面にちゃんと戻れないこともあり、「パッと起動してサクッとゲームを遊ぶ」という点ではやや不満が残ります。
また、ゲームを終了させるには、PCでプレイするのと同じように「ゲーム内メニューから終了する」か「ウィンドウを閉じる」しかありません。そのため、「気が向くままにいろんなゲームをアレコレ遊びたい」という場合だと、ややもたついてしまうことも。ROG Allyでのゲームプレイは、携帯ゲーム機でゲームをするというよりも、PCでゲームをプレイするという意識がより強く求められる印象がありました。
次はROG Allyのバッテリーや熱のチェックを行う予定です。
ROG AllyはRyzen Z1 Extreme搭載モデルが税込10万9800円で注文可能。記事作成時点で、Amazon.co.jpでも予約受付中となっています。
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