弱火でひたすら放置!「30分チキン」に挑戦♪おお~マジで皮パリッパリ!噛めばしっとりジューシー♡
パサつきがちな”鶏むね肉”がおいしく焼ける「30分チキン」というレシピを発見。料理人であり、飲食店プロデューサーでもあるイナダシュンスケさんがTwitterで紹介しているもので、19万件以上の「いいね」がついた大人気レシピです。フライパンに鶏肉をおき、動かすことなくひたすら弱火で30分焼き続けるだけ。つまり、気長に30分待つだけでおいしい鶏肉が食べられるというわけ。簡単そうなのでやってみよう!
【真のタモリレシピ】巷に氾濫する「タモリ流生姜焼き」をタモさんの訂正版レシピで正しく作ってみた♪
レシピ考案した凄腕料理人!イナダシュンスケさんとは?
イナダシュンスケさんは、南インド料理専門店「エリックサウス」の総料理長であり、飲食店プロデューサー。最小限の材料や簡単な工程で最大限のおいしさを引き出すレシピをまとめた『ミニマル料理』(柴田書店)や、『スパイス完全ガイド』(西東社)『キッチンが呼んでる!』(小学館)などの本も書かれているそうです。
19.1万件のいいね!を獲得したTwitterの話題レシピ♪
「30分チキン」を紹介している、イナダシュンスケさんのTweetはこちら。
Tweetを見た人からは「うぉー!これはすごい!」「とってもとってもおいしそう!」「うまそおおお、やります!」と大反響。また、「このレシピめちゃくちゃおいしかったです!ハマって週1~3で作ってます。」「作りました!! めっちゃおいしいです!!」など、実際に作った人からも絶賛コメントが届いていました。
また、レシピ名は「30分チキン」ですが、各工程の調理時間を合わせると実際は40分かかるので、「40分かかってるやん」「40分チキンやん」と冷静に指摘する人も(笑)。
…ということで、わたしもこの「30分チキン」という名の”40分チキン”を気長に作ってみようと思います。
鶏むね肉を一番おいしく焼く「30分チキン」材料と作り方
【材料】1~2人分
鶏むね肉…1枚
塩…鶏むね肉の重さの1%
黒こしょう…適量
イナダさんが使っていた鶏むね肉は350gくらいとのこと。わたしは345g(トレイの重さは入れず)の鶏むね肉を使用します。塩はその1%なので、3gちょっとということになりますね。ちなみに、塩は岩塩を使うことに。
【作り方】
1. 加熱していない冷たいフライパンに鶏むね肉の皮目を下にして置きます。油は引きません。鶏の皮から出る脂で焼くので、皮は取り除きません。
鶏むね肉の表面に塩とこしょうをかけたら、火をつけます。皮目に塩とこしょうは必要なし。また、鶏肉は常温に戻しても、冷蔵庫から出した冷たいものでもどちらでもいいそう。今回は、冷蔵庫から出したての冷たい鶏肉を使い、フッ素樹脂加工のフライパンで焼いていきます。
調理のポイントは、イナダさん曰く「最後まで絶対に鶏肉を動かしてはいけません。フタもしてはいけません。弱火のままでひたすら放置!」とのことです。
ここからはひたすら、鶏肉が焼けるのを待つだけ。
5分後、ジリジリと鶏肉が焼ける音がしてきました。
弱火で5分焼いた鶏肉
15分後、レシピによると皮から脂が出て、香ばしい香りがしてくるそう。「焦げるかも」と心配になっても、うろたえず、引き続き”弱火放置”を続けてくださいとのことです。
15分経った鶏肉を見てみると…。
脂はあまり出ていませんが、鶏肉が焼ける香ばしい香りと、パチパチッと脂が弾ける音がします。
弱火で15分焼いた鶏肉
厚みの薄い部分は火が通って、白くなり始めています。
弱火で15分焼いた鶏肉
2. 25分後、脂がさらに滲み出てくるので、このタイミングでにんにくやハーブなどを入れ、脂に香りをつけてもOKとのこと。
わが家の鶏肉は25分経ってもあまり脂が出てきません。皮が薄くて少ないと脂はあまり出ないそうなので、そういう場合は油を足してもよいとのこと。
そこで、サラダ油(分量外)を大さじ1/2加えることに。また、今回は、つぶしたにんにく(分量外)をひとかけ入れて、にんにくの香りをつけることにします。
弱火で25分焼き、サラダ油大さじ1/2とにんにくを加えた状態
3. 30分後。鶏肉の表面を触り、人肌より少し高い温度になっているか確認します。目安はお風呂くらいだそうです。さらに、横から見て、鶏肉の半分くらいまで白っぽく火が通っているか確認します。
イナダさん曰く「火加減や鍋の厚みなどで必要な時間は大きく変わる可能性があるため、時間はあくまで目安。表面を触った温度や切った断面の見た目などで火の通りはしっかり確認してください!」とのこと。
確かに、鶏肉なのでしっかり火を通さないと怖いですよね。
触ってみると、一番厚みのある部分は人肌より温かくない…。
弱火で30分焼いた鶏肉
横から見ても、まだ白っぽくなっていないので、焼き時間を10分延長することに。
弱火で30分焼いた鶏肉
40分後。うーーーん、一番厚い部分は、まだ、人肌より温かくない…。さらに10分延長します。
弱火で40分焼いた鶏肉
50分後。一番厚い部分が、やっと人肌より温かくなりました。横から見て、半分より少し少なめではありますが色がまぁまぁ白っぽくなっているので、これでひっくり返すことにします。
50分焼いた鶏肉は、焼き始めに比べるとふっくら膨らんでいるようです。
弱火で50分焼いた鶏肉
4. 「鶏肉の表面が人肌より少し高い温度になっていること」「横から見て、鶏肉の半分くらいまで白っぽく火が通っていること」を確認したら、ひっくり返します。
焼き具合が足りない気もしますが、レシピより20分も余計に焼いているので、ひっくり返してみることに…。
おお~、香ばしく焼けています。
皮もパリパリに焼けているように見えます。
鶏肉をひっくり返したら3秒数えて火を止め、その状態でさらに10分放置したら「30分チキン」の出来上がり。
火を止めて10分後、鶏肉を見ると…。
あららら、一番厚いところだけ、まだ焼けていないみたい…。これでは食べられないので、レシピとは違いますが、ひっくり返した面(皮目じゃないほう)を弱火で5分加熱することにします。
ふぅ~、レシピ通りにはいきませんでしたが、なんとか「30分チキン」が完成しました。ここまで60分かかったので「60分チキン」ですね(苦笑)。時間はかかりましたが、ただ待つだけなので簡単でした。
にんにくと鶏肉の香ばしさがとってもいい香りです。
さっそく食べたいところですが、ちょっと寄り道。焼きあがった鶏肉を計量してみます。
完全に焼くと鶏肉は70~75%まで縮むため、350gの鶏肉の場合、焼き上がりは250g前後になりますが、この「30分チキン」の焼き方だと、80%以上、280gくらいで焼き上がるそうです。つまり、280-250=30g、この30g分、鶏肉の脂や旨味が外に逃げず、しっかり閉じ込められた状態で焼き上がるということのようです。
今回使った鶏肉は345gだったので、275gくらいあれば合格ということですが…。
あれれれれ、240gでした…がっかり。さすがに20分も延長して焼けば、鶏肉の脂は出てしまいますよね…。鶏肉に火が通っていないのは怖いのでどうしても慎重に焼いてしまうのは仕方がない!
では、切ってみましょう。
おお~、皮がパリッパリに焼けています。肉の断面から脂がしっとり染み出てきます。イナダさんが目指す「30分チキン」の鶏のジューシーさや旨味は多少逃げてしまったかもしれませんが、弱火でじっくり焼いたことで、パサつきがちなむね肉もしっとり焼き上がったように見えます。
このまま食べてもいいですが、鶏肉を焼いたフライパンには鶏の旨味と脂がこびりついているので、これをソースにして、かけて食べようと思います。
鶏肉を焼いたフライパンに、1かけ分のしょうがのみじん切りと蜂蜜、酒、しょうゆ(すべて分量外)を各大さじ1杯分入れ、煮立てれば”ハニージンジャーソース”の出来上がり。
これを先ほど焼いた鶏肉にかけていただきます。鶏肉は食べやすい大きさにカットしました。
おお~、20分も焼き時間がオーバーしたものの、鶏肉はしっとり&ジューシー。皮はパリッパリでめちゃくちゃ香ばしいです。ですが、鶏肉の厚みが薄かった部分は火が通り過ぎて、ちょっと硬くなっています…残念。
「30分チキン」を作るときは、厚みが比較的均一な鶏肉を使う方が火の通り具合も均一に出来ていいかもしれません。また、今回は345gの鶏むね肉を使いましたが、もう少し小さいサイズなら加熱時間も短くなり、火も通りやすいので、作りやすいんじゃないかなと思います。今回の反省を踏まえ、もう一度チャレンジしてみようと思います!
フタもせず、弱火でひたすら焼くだけなので、キャンプで作ってみてもいいかもしれませんね。くれぐれも鶏肉の生焼けにはご注意を!
※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。
【真のタモリレシピ】巷に氾濫する「タモリ流生姜焼き」をタモさんの訂正版レシピで正しく作ってみた♪
レシピ考案した凄腕料理人!イナダシュンスケさんとは?
イナダシュンスケさんは、南インド料理専門店「エリックサウス」の総料理長であり、飲食店プロデューサー。最小限の材料や簡単な工程で最大限のおいしさを引き出すレシピをまとめた『ミニマル料理』(柴田書店)や、『スパイス完全ガイド』(西東社)『キッチンが呼んでる!』(小学館)などの本も書かれているそうです。
19.1万件のいいね!を獲得したTwitterの話題レシピ♪
「30分チキン」を紹介している、イナダシュンスケさんのTweetはこちら。
鶏ムネ肉を一番美味しく焼く「30分チキン」。
- イナダシュンスケ (@inadashunsuke) August 22, 2020
つめたいままのフライパンに鶏ムネ肉の皮目をぴったり貼りつけて塩胡椒したら、火をつけます。あくまで弱火です。 pic.twitter.com/O9prA0Urhn
Tweetを見た人からは「うぉー!これはすごい!」「とってもとってもおいしそう!」「うまそおおお、やります!」と大反響。また、「このレシピめちゃくちゃおいしかったです!ハマって週1~3で作ってます。」「作りました!! めっちゃおいしいです!!」など、実際に作った人からも絶賛コメントが届いていました。
また、レシピ名は「30分チキン」ですが、各工程の調理時間を合わせると実際は40分かかるので、「40分かかってるやん」「40分チキンやん」と冷静に指摘する人も(笑)。
…ということで、わたしもこの「30分チキン」という名の”40分チキン”を気長に作ってみようと思います。
鶏むね肉を一番おいしく焼く「30分チキン」材料と作り方
【材料】1~2人分
鶏むね肉…1枚
塩…鶏むね肉の重さの1%
黒こしょう…適量
イナダさんが使っていた鶏むね肉は350gくらいとのこと。わたしは345g(トレイの重さは入れず)の鶏むね肉を使用します。塩はその1%なので、3gちょっとということになりますね。ちなみに、塩は岩塩を使うことに。
【作り方】
1. 加熱していない冷たいフライパンに鶏むね肉の皮目を下にして置きます。油は引きません。鶏の皮から出る脂で焼くので、皮は取り除きません。
鶏むね肉の表面に塩とこしょうをかけたら、火をつけます。皮目に塩とこしょうは必要なし。また、鶏肉は常温に戻しても、冷蔵庫から出した冷たいものでもどちらでもいいそう。今回は、冷蔵庫から出したての冷たい鶏肉を使い、フッ素樹脂加工のフライパンで焼いていきます。
調理のポイントは、イナダさん曰く「最後まで絶対に鶏肉を動かしてはいけません。フタもしてはいけません。弱火のままでひたすら放置!」とのことです。
ここからはひたすら、鶏肉が焼けるのを待つだけ。
5分後、ジリジリと鶏肉が焼ける音がしてきました。
弱火で5分焼いた鶏肉
15分後、レシピによると皮から脂が出て、香ばしい香りがしてくるそう。「焦げるかも」と心配になっても、うろたえず、引き続き”弱火放置”を続けてくださいとのことです。
15分経った鶏肉を見てみると…。
脂はあまり出ていませんが、鶏肉が焼ける香ばしい香りと、パチパチッと脂が弾ける音がします。
弱火で15分焼いた鶏肉
厚みの薄い部分は火が通って、白くなり始めています。
弱火で15分焼いた鶏肉
2. 25分後、脂がさらに滲み出てくるので、このタイミングでにんにくやハーブなどを入れ、脂に香りをつけてもOKとのこと。
わが家の鶏肉は25分経ってもあまり脂が出てきません。皮が薄くて少ないと脂はあまり出ないそうなので、そういう場合は油を足してもよいとのこと。
そこで、サラダ油(分量外)を大さじ1/2加えることに。また、今回は、つぶしたにんにく(分量外)をひとかけ入れて、にんにくの香りをつけることにします。
弱火で25分焼き、サラダ油大さじ1/2とにんにくを加えた状態
3. 30分後。鶏肉の表面を触り、人肌より少し高い温度になっているか確認します。目安はお風呂くらいだそうです。さらに、横から見て、鶏肉の半分くらいまで白っぽく火が通っているか確認します。
イナダさん曰く「火加減や鍋の厚みなどで必要な時間は大きく変わる可能性があるため、時間はあくまで目安。表面を触った温度や切った断面の見た目などで火の通りはしっかり確認してください!」とのこと。
確かに、鶏肉なのでしっかり火を通さないと怖いですよね。
触ってみると、一番厚みのある部分は人肌より温かくない…。
弱火で30分焼いた鶏肉
横から見ても、まだ白っぽくなっていないので、焼き時間を10分延長することに。
弱火で30分焼いた鶏肉
40分後。うーーーん、一番厚い部分は、まだ、人肌より温かくない…。さらに10分延長します。
弱火で40分焼いた鶏肉
50分後。一番厚い部分が、やっと人肌より温かくなりました。横から見て、半分より少し少なめではありますが色がまぁまぁ白っぽくなっているので、これでひっくり返すことにします。
50分焼いた鶏肉は、焼き始めに比べるとふっくら膨らんでいるようです。
弱火で50分焼いた鶏肉
4. 「鶏肉の表面が人肌より少し高い温度になっていること」「横から見て、鶏肉の半分くらいまで白っぽく火が通っていること」を確認したら、ひっくり返します。
焼き具合が足りない気もしますが、レシピより20分も余計に焼いているので、ひっくり返してみることに…。
おお~、香ばしく焼けています。
皮もパリパリに焼けているように見えます。
鶏肉をひっくり返したら3秒数えて火を止め、その状態でさらに10分放置したら「30分チキン」の出来上がり。
火を止めて10分後、鶏肉を見ると…。
あららら、一番厚いところだけ、まだ焼けていないみたい…。これでは食べられないので、レシピとは違いますが、ひっくり返した面(皮目じゃないほう)を弱火で5分加熱することにします。
ふぅ~、レシピ通りにはいきませんでしたが、なんとか「30分チキン」が完成しました。ここまで60分かかったので「60分チキン」ですね(苦笑)。時間はかかりましたが、ただ待つだけなので簡単でした。
にんにくと鶏肉の香ばしさがとってもいい香りです。
さっそく食べたいところですが、ちょっと寄り道。焼きあがった鶏肉を計量してみます。
完全に焼くと鶏肉は70~75%まで縮むため、350gの鶏肉の場合、焼き上がりは250g前後になりますが、この「30分チキン」の焼き方だと、80%以上、280gくらいで焼き上がるそうです。つまり、280-250=30g、この30g分、鶏肉の脂や旨味が外に逃げず、しっかり閉じ込められた状態で焼き上がるということのようです。
今回使った鶏肉は345gだったので、275gくらいあれば合格ということですが…。
あれれれれ、240gでした…がっかり。さすがに20分も延長して焼けば、鶏肉の脂は出てしまいますよね…。鶏肉に火が通っていないのは怖いのでどうしても慎重に焼いてしまうのは仕方がない!
では、切ってみましょう。
おお~、皮がパリッパリに焼けています。肉の断面から脂がしっとり染み出てきます。イナダさんが目指す「30分チキン」の鶏のジューシーさや旨味は多少逃げてしまったかもしれませんが、弱火でじっくり焼いたことで、パサつきがちなむね肉もしっとり焼き上がったように見えます。
このまま食べてもいいですが、鶏肉を焼いたフライパンには鶏の旨味と脂がこびりついているので、これをソースにして、かけて食べようと思います。
鶏肉を焼いたフライパンに、1かけ分のしょうがのみじん切りと蜂蜜、酒、しょうゆ(すべて分量外)を各大さじ1杯分入れ、煮立てれば”ハニージンジャーソース”の出来上がり。
これを先ほど焼いた鶏肉にかけていただきます。鶏肉は食べやすい大きさにカットしました。
おお~、20分も焼き時間がオーバーしたものの、鶏肉はしっとり&ジューシー。皮はパリッパリでめちゃくちゃ香ばしいです。ですが、鶏肉の厚みが薄かった部分は火が通り過ぎて、ちょっと硬くなっています…残念。
「30分チキン」を作るときは、厚みが比較的均一な鶏肉を使う方が火の通り具合も均一に出来ていいかもしれません。また、今回は345gの鶏むね肉を使いましたが、もう少し小さいサイズなら加熱時間も短くなり、火も通りやすいので、作りやすいんじゃないかなと思います。今回の反省を踏まえ、もう一度チャレンジしてみようと思います!
フタもせず、弱火でひたすら焼くだけなので、キャンプで作ってみてもいいかもしれませんね。くれぐれも鶏肉の生焼けにはご注意を!
※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。