激レア「ポケモンカード」&「遊戯王カード」ゲットだぜ!【激レア!お宝グッズ調査団】

写真拡大 (全11枚)

【激レア!お宝グッズ調査団】

今や日本を飛び出して、世界共通語となったポケモン。1996年から発売開始したトレーディングカードゲームはお宝がゴロゴロ。過去の取引記録から高額カードTOP3をご紹介。そして、マンガから始まりアニメとなり、来年には25周年を迎える人気作品『遊☆戯☆王』のオフィシャルカードゲームにも、国宝級のお宝カードが数多く存在する。その一端をご覧あれ!

*  *  *

■ポケモンカードの1位は200万オーバー!

たびたび高額売買のニュースが世間を賑わす、通称“ポケカ”。ここで紹介するのは、いずれ劣らぬ超プレミアカードだが、コレクションカード専門店 エルドラードの店長、榊直人さんは「コロナ禍に登場した最近のカードも凄まじい値上がりを見せています」と話す。

「特にSA(スペシャルアートカード)と呼ばれるカードは1万円以上で取引されることも珍しくありません。また既に絶版状態となった初期カードも高騰状態にあります」

その上、鑑定会社PSAが真贋判定と独自の基準で状態を点数付けしたカードは、美術品としての資産価値も得るとか。つい最近、新たな弾も発売され、この人気はまだまだ続きそうだ。

コレクションカード専門店 エルドラード 店長 榊直人さん
ポケモンカード、遊戯王カード、デュエル・マスターズの初期カードを中心に取り扱う、コレクションとしてカードを楽しむ人々のための専門店「エルドラード」の店長を務める

 

 

コレクションカード専門店 エルドラード
住所:東京都 千代田区外神田3-15-6 小暮末広ビル4F
営業:月、木13:00〜20:00、金〜日11:00〜
定休日:火、水

 

 

<こんなポケカが高額化傾向!>
絶版状態の初期カードと、プロモーションカ―ドで、状態良好が基本

“旧裏面”と呼ばれる初期カードや大会参加者のみが手に入るプロモカードは青天井。もちろん状態も大きく値段を左右するポイントだ。

 

■高額ポケカランキング

※価格は取材時のものになります

【1位】メディアでも紹介されて有名になった高額ポケモンカードのひとつ

<お宝ポイント>イベント入賞賞品で、発行枚数も50枚未満

「ガルーラ Lv.38(通称:親子ガルーラ)」(200万円)

1998年に開催された大型大会内のサイドイベントとして実施された、親子参加型のガルーラ親子大会で上位入賞者に贈られたプロモカード。「“親子ガルーラ”の名で親しまれており、3年前の販売額は200万円ほどでしたが、現在だったら数百万円を超える可能性も!」(榊さん)

 

【2位】“かいりき”表記のミスプリで出回ってしまった、初期リザードン

<お宝ポイント>ごく初期わずかに流通した“かいりき”表記

「リザードン Lv.78(通称:かいりきリザードン)」(35万円)

「人気ポケモンであることと、市販のパックから出てきて誰しもが手に入れるチャンスがあったという点がポイントです」(榊さん)。イラスト下に表記されたテキストが“かえん”ではなく“かいりき”とミスプリントされ、かつ流通数も少ないという要因が重なってこの値段に。

 

【3位】金色の輝きでファンを魅了する“ひかるシリーズ”版コイキング

<お宝ポイント>コレクターに人気の“ひかる”シリーズ

「ひかるコイキング」(15万円)

2000年に発売されたパックに収録された通称“ひかるシリーズ”の一角。金色に光る独特なカラーリングが人気を集めている。「未開封のものが現在1パック約6万円で取引されています。当時の定価が300円だったことを考えると、プレミア感が増したなと感じますね」(榊さん)

 

◾️“鑑定”することによってさらに価値アップ!

▼資産、美術品、鑑賞品としての価値を獲得

<お宝ポイント>希少な初代リザードンかつ、PSA最高評価

「リザードン Lv.76(PSA鑑定10)」(75万円)

アメリカの大手鑑定会社、PSA社が最高評価を付けた本カードは1996年に発売された第一弾シリーズに収録されたもの。「この状態で現存するのが、とんでもないレベルのお宝です」(榊さん)

◾️今回の遊戯王カード最高値は700万円。デュエルスタンバイ!

子どもの頃、『遊☆戯☆王』に親しんでいた20〜30代男性を中心に、初期カードの人気が高まっています」と話す榊さん。コロナ禍で、爆発的にファンが増えたのではないかと推測する。

「その中でも“レリーフ”の愛称で親しまれる特殊な印刷が施された初期カードは、特に人気が凄まじく、数万円以上の値段がつくことも多々。取引価格の跳ね上がりという意味でも人気を支えていると感じています」

では、それらを考慮した上で今後注目すべきカードとは?

「今回紹介する青眼の白龍のように“みんなの憧れのカード”の人気は、さらに高まると思うので入手はお早めに!」

 

<こんなモノが高額化傾向!>
人気は初期カード。さらに大会優勝者への賞品カードは超お宝級!

一般販売カードでは、初期に登場した通称“レリーフ”が高騰中。本来であれば大会参加者しか手に入らないカードは、もし見かけたら即入手が基本。

 

■高額遊戯王カードランキング

※価格は取材時のものになります

【1位】これ1枚あるだけで高級車だって買えてしまう通称“シクガール”

<お宝ポイント>人気キャラで大会優勝賞品、発行も約400枚

「ブラック・マジシャン・ガール(G3-11、シークレットレア)」(700万円)

2000年に開催されたゲームボーイソフトの大会優勝者のみに贈られたプロモカード。「コレクター間では“シクガール”と呼ばれ、発行枚数と現存枚数の少なさから圧倒的高額で取引されることも多く、カード1枚で高級車が買えるというインパクトも凄まじいですよね」(榊さん)

 

【2位】圧倒的人気を誇る青眼の白龍の中でも、発行約1000枚の超レアもの

<お宝ポイント>1999年に開催されたイベントの入場者特典

「青眼の白龍(シークレットレア)」(250万円)

1999年に開催されたイベントの入場者に限定1000枚で配布されたカードで、通称“シクブル”と呼ばれ親しまれている。「ここ数年でグングンと価値が上がっているハイエンド品のひとつです。この価格は2年ほど前のもので、現在なら倍以上の値段がつくと思われます(榊さん)

 

【3位】歴代シリーズの中にあって、もっとも古いプロモーションカード

<お宝ポイント>ゲーム全国大会の入場者特典で発行約400枚

「女剣士カナン(ウルトラレア)」(245万円)

1999年に開催されたゲームボーイの全国大会の入場者に限定400枚配布。「最初のシリーズ『Vol.1』が発売された直後に発行された、最も古いプロモカードという位置付けになります。以前、店頭で販売した際はわずか2時間ほどで完売したのを今も覚えています(榊さん)

 

■「エルドラード」過去最高額(一般販売カード部門)はコレ!

▼立体的な彫りが美しい2001年の青眼の白龍

<お宝ポイント>通称“レリーフ”のアルティメットレアVer.

「青眼の白龍(アルティメットレア)」(40万円)

2001年に発売されたパックに収録された青眼の白龍のアルティメットレアVer.。コレクターの間では“レリーフ”の通称で呼ばれる。「ここ数年の遊戯王ブームを牽引する1枚です」(榊さん)

※2023年5月6日発売「GoodsPress」6月号82-83ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【激レア!お宝グッズ調査団】

<写真/河田浩明 取材・文/NOHOHON PRODUCUTION>

 

【関連記事】

◆どのキャラにする?151匹から選べるポケモンのはんこ付きボールペンが登場!
◆小っさ!世界最小級ブロックで「ミニミニポケモン」を作ろう!
◆ポケモンGOがはかどる!?伸縮タイプのモンスターボールUSBケーブル