MOONCHILDがついにデビュー!LDH × HYBE LABELS JAPANが初共同プロデュース「韓国合宿は人生で一番大変な時間だった」
LDH JAPANとHYBE LABELS JAPANの初共同プロデュースによるガールズグループ「MOONCHILD」。LDH JAPAN史上最大、男女総エントリー約4万8000人という規模で開催された「iCON Z 〜Dreams For Children〜」ガールズグループ部門の合格者から、ANRI(17)、UWA(18)、RUAN(19)、MIRANO(16)、HANA(16)の全員10代のメンバー5名で結成されたZ世代ガールズグループだ。
MOONCHILDの5人に、オーディションの思い出から、今後目指していきたいアーティスト像まで話を聞いた。
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“可愛い”とか“カッコいい”にとらわれない新しさを出していきたい
――デビュー前から配信サービスでのランクインや、ティザー動画の再生回数など大きな話題を集めていますが、今の率直なお気持ちはいかがですか?UWA:家族もすごく喜んでくれて、デビューが本当に楽しみです。
HANA:ドキドキです。
ANRI:ワクワクとドキドキ半々です。
UWA&MIRANO:私も半々!
RUAN:ドキドキです(笑)。
――まずは「MOONCHILD」のコンセプトを教えてください。
UWA:K-POPやJ-POPだけにとらわれずに、唯一無二の存在として世界での活躍を目指しているグループです。
MIRANO:デビュー曲の「Don't Blow It!」という曲には、自分に自信のある女性が男性に対して「自分を見くびらないで」と言っている様な強いメッセージが描かれていて、サウンドも、今までのガールズグループに無い様なUSサウンドっぽい迫力のあるビートが特徴です。パフォーマンスでも、可愛いとかカッコいいにとらわれない新しさを出していきたいです。
――ビジュアル面でも「DELICIOUS」な一面と「POISON」な一面を見せていますね。
ANRI:全く違うテイストの撮影で、「自分はこんな表情も出来るんだ」という発見もありましたし、一つにかたまらないコンセプトということを私たち自身すごく楽しんでいます。みんなすごく黒が似合っていて! あと、UWAちゃんが、普段キャピキャピの服を着ている所をあまり見たことがなかったのですが、「DELICIOUS」のピンクの衣装がミニスカですごく可愛くて再発見になりました。
UWA:ありがとう!
「最高の4人に出会えた」iCON Zオーディション
――オーディション「iCON Z 〜Dreams For Children〜」についてお伺いします。皆さんがオーディションを受けようと思ったきっかけ、アーティストを目指そうと思ったきっかけを改めて教えていただけますか。HANA:これまで何度かオーディションを受けてきたのですが、残念ながら合格することが出来ず……そんな時にたまたまこのオーディションを紹介していただいて、すぐに参加しました。
ANRI:私はもともとクラシックバレエをやっていて、舞台に出るということがすごく好きだったので、人前に出たいという気持ちが小さい頃からありました。
UWA:私は中国でもダンスのオーディションに出たり、ダンサーとしてソロで活動していたのですが、他のアーティストさんの曲では無くて、自分の曲で踊ってみたいと思ったことがアーティストを目指したきっかけです。グループでの活動が今は探り探りではあるのですが、とても楽しみです。
MIRANO:小学生の時からダンスをはじめて、「EXPG STUDIO」に毎週通っていました。小学4年生の時に「Happiness」というアーティストさんのライブにキッズダンサーとして出させていただいて、皆さんの輝いている姿を間近で体感しました。私もバックダンサーでは無くてアーティストとして笑顔を届けたいなという夢を持って、歌とラップをはじめました。候補生として活動している中で「iCON Z 〜Dreams For Children〜」を知って、K-POPの世界にも興味を持っていたので、すぐにチャレンジしようと思いました。
RUAN:私はロックが好きだったので、ギターを弾いてソロで歌っていたのですが、小さい頃から一人だと寂しさを感じてしまうことが多くて、グループみんなで何かを作り上げる方が大きな力になるし、自分にとっても良いだろうなという想いがありました。ですが、そんな想いとは反して、自分に未来があるかどうか分からないと不安な気持ちでいっぱいになっていたこともあり、そんな時に「iCON Z 〜Dreams For Children〜」というオーディションを薦めてもらって、今、この最高な4人に出会うことが出来たんです。オーディションを受けることはしんどい気持ちもあったし、自分が同世代の子と関わったことがあまり無かったので心配だったのですが、みんな本当に性格が良くて、清々しくて、女の子なんですけど中身がボーイッシュで、オープンな所が素敵なメンバーです。
「その時の感情がハイライトの様に心に残っている」オーディションの思い出
――たくさんあるとは思うのですが、オーディションで特に印象的だったことを教えてください。HANA:いつも一番の思い出でこれを話させていただくのですが、歌いながらのランニングトレーニングです。それ以外にもたくさん印象に残っていること、一生忘れないことはあるのですが、オーディションを見てくださった皆さんからしてもそのトレーニング風景が一番印象的だったのかなと思います。走っているシーンは必ず私が使われていて、学校の友達にも「遅っ!」って言われていたので(笑)。
一同:笑
ANRI:1st Missionの時にRUANとチームメイトで、ボーカルをやらせていただいたのですが、張り上げて歌うパートがあって、そこが決まるか決まらないかがすごくプレッシャーでした。RUANにも高音のパートがあって、ステージへの移動の前に「ちょっと練習しない?」と話して、小さな鏡を見ながら顔を見合わせて歌っていたら、理由は分からないのですが「いけるかも」と、不安な気持ちが凪の様に消えて自信が湧いてきました。2人で通じ合った様な感じがして、鳥肌がたちました。その時の感情がハイライトの様に心に残っています。
UWA:一番は決められないのですが、各Missionごとに大変なことをみんなでやっているので、その分絆が深まっていくというか。一致団結して頑張っていたから、Final Missionで自分が合格するかも分からないし、それぞれ順位が決まっていく、切羽詰まっていく所が良い意味でも印象に残っていますし、悲しかったこと、悔しかったこともたくさんありました。
MIRANO:Final Missionでの合格発表は、10人の中から5人が合格するということで、誰が合格してもおかしくなかったし、もし自分が名前を呼ばれたらもちろん嬉しいし、ダメだったとしても素直に「おめでとう」と言ってあげたいと思っていました。人生をかけていたので結果を聞くのが恐かったのですが、結果を聞いた時に自然と涙が出ていました。今までで一番嬉しかったですし、これから頑張らなきゃという気持ちもありましたし、選ばれなかった子のことを考えると悲しかったし、色々な感情が出てきました。
RUAN:オーディション合宿初日の「CHILI CHOCOLATE」振付の日がすごく印象に残っています。8時間以上ずっと振り入れをしていて、こんなに過酷な練習が毎週続くのだったらきついなと思うくらいのダンスが続いていました。夜ご飯にサラダをいただいて、それにもビックリしたんですけど……。
MIRANO:少ない! って?(笑)
RUAN:そうそう(笑)。みんなで円になってサラダを食べている時のみんなの表情をいまだに覚えていて。UWAちゃんは踊っている時はすごくカッコ良いのにサラダを食べている時は普通の女の子で、HANAは面白い、ANRIちゃんはそのまんまの可愛いさで、MIRANOは最初振り覚えがはやすぎて恐かったのですが、サラダを食べている時は赤ちゃんで(笑)。みんなギャップがありすぎて面白いなって、すごく思い出深いです。
UWA:サラダの思い出だね!
ØMIとの作品作りについて「とても優しくアドバイスをしてくれた」
――「Don't Blow It!」の楽曲プロデュースもØMIさんがされていますが、レコーディングはどの様に行いましたか?UWA:レコーディングにも来て、細かくアドバイスをしてくださいました。言い方や教え方が優しくて、私たちのモチベーションをあげてくださるというか、頑張ろう! という気持ちにしてくださって。
MIRANO:本当に優しいです!
ANRI:実はコーラスに参加してくださっていて、嬉しかったです。
RUAN:ØMIさんが「CHILI CHOCOLATE」をちょっと歌って下さった時があって、とても素敵でした。
――それは貴重な瞬間ですね! ミュージックプロデューサーのALYSAさんとの作品作りはいかがですか?
HANA:感謝しかなくて、もう頭があがりません!
ANRI:音楽性に関してもプロデュースに関してもすごくプロフェッショナルなのですが、とても謙虚で私たちが身近に感じられる様な接し方をしてくださって。本当に尊敬しています。
MIRANO:楽曲も、ビジュアルなどのコンセプトも最高です。
大変だったが実りも多い韓国合宿「合宿が無ければ今の自分は無い」
――デビュー前に行った韓国合宿はいかがでしたか?MIRANO:オーディションを経てデビューが決まってから韓国合宿に行って、個人単位でのレッスンをしました。メンバーみんなで頑張るというよりは、自分との戦いで、隣でメンバーが褒められている時には「もっと頑張らなきゃ」というプレッシャーもありました。その時はとにかく大変だったのですが、今思うと本当に貴重な経験をさせていただいたなと感謝の気持ちです。
ANRI:どうしても「大変だった」という思い出が一番にきます。日本と韓国では練習の方法も異なるので、色々なことを教えていただきました。
HANA:毎日朝の10時半から夜の11時半までずっとレッスンしていただいて、人生で一番大変な時間だったと思います。ですが人生で一番成長出来た時間でもあって、自分のことをたくさん知れたし、全然出来ていなかった歌とダンス基礎の部分を直していただいてありがたかったです。
RUAN:休むことの大切さを学びました。レッスン中どうしても集中しすぎてしまい、自分でコントロール出来なくなってしまうことがあったので、体調管理や練習する時間との向き合い方という面でも学びがありました。
UWA:個人的にはオーディションよりも大変で、レッスンを続ければ続けるほど自分に課題が見つかっていくという感じだったのですが、今思えば本当に勉強になった期間だったなと実感しています。合宿が無ければ今の自分は無いと思います。
――よりレベルの高いパフォーマンスを求められる、という感じなのでしょうか?
MIRANO:新しく覚えることがすごく多かったです。オーディション期間中は踊りながら歌うので発声などを教えていただいたのですが、韓国の合宿では喉の構造から教えてもらいました。「上顎から声を出して、声を響かせる」であったり、ダンスも体重の掛け方とか具体的な方法を教えていただきました。新しい教わり方だったからこそ、対応するのに苦労する部分がありました。
ANRI:一人ずつ部屋に入ってレッスンをするので、自分と向き合う時間がしっかりとれたと思います。自分の長所短所を理解することが出来て、今に活きていることがありがたいです。
――オフの時間はどんな過ごし方をしていましたか?
MIRANO:みんなで出かけてお買い物をしたり、美味しいご飯を食べました!
ANRI:私たち、韓国料理が本当に好きで、何かの節目には必ず韓国料理を食べに行っていたので、本場の美味しい韓国料理をたくさん食べさせていただいて、感激でした。私はチヂミが一番記憶に残っています。カンジャンケジャンも美味しかったなあ。メンバー全員、初見の方はビックリするくらいよく食べるんです(笑)。
RUAN:みんなで泊まっているホテルの近くにあったしゃぶしゃぶを食べに行ったことがすごく思い出に残っています。
ANRI:お買い物はやっぱりコスメとお洋服ですね! 私は「hince」のリップがすごく好きなので、HANAとお揃いでオリーブヤングで買いました。
MIRANO:私は「LAKA」のリップに一目惚れして、ツヤ感とかもすごく可愛いので今も愛用しています。「3CE」も日本よりもお手軽に買えるのでリップとかチークとかたくさん買っちゃいました。
UWA:ANRIとMIRANOとおそろいで帽子を買いました。
RUAN:私はミニマリストなので何も買いませんでした(笑)。
HANA:物欲が無いなんて羨ましい(笑)。
ANRI:確かにお部屋見たらスッキリしているから分かるなあ。
苦しみや悩みを抱えている人のそばに寄り添えるアーティストに
――今後どんなアーティストになっていきたいですか?HANA:ファンの方の心のよりどころになれるアーティストになりたいと昔から思っています。私も色々なアーティストさんや楽曲に辛い時助けてもらってきたので、私もそうなれるようにこれから頑張ります。
ANRI:私も色々な場面でアーティストさんに助けられてきた経験があります。曲を聴いたりパフォーマンスを見ることでパッと元気になれる様な、苦しみや悩みを抱えている人の隣にそっと立って元気づけられるアーティストになっていきたいです。私たちはオーディション発のグループということで成長過程をお見せしている身なので、「私も頑張れるかも」という勇気を与えられる存在になれるのではないかなと思っています。
UWA:世の中にはたくさんのアーティストさんがいらっしゃって、私も憧れのアーティストさんがいるのですが、MOONCHILDとしてもUWAとしても憧れられる唯一無二の存在になっていきたいです。「この子だけのスタイル」というものを見つけて、近くてそばにいる存在なのだけど、届かない様な凄さもある魅力を身につけていきたいです。
MIRANO:人に笑顔と感動を与えられる人になりたいとずっと思ってきたのですが、こうしてデビューという夢の一つを叶えることが出来て、観てくれる人の一番近い所で寄り添ってあげられる様な存在になりたいと思いました。MOONCHILDは“Delicious Poison”という明確なコンセプトがあって、真っ直ぐなメッセージを持っているので、パフォーマンスに乗せて多くの方に届けていきたいです。みんな言ってくれたのですが、家族の様な友達の様な一番大切な存在になれたら良いなと思っています。
RUAN:ØMIさんやALYSAさんにオーディション当時から伝えられてきた「Love Your Neighbor」というメッセージがあります。最近の社会の中で重要視されている「Love Your Self」という、自分を大切にしようというメッセージを歌った楽曲がたくさんある中で、「私は私」という気持ちが強すぎると、周りへのリスペクトや思いやりが少なくなってしまう部分もあると思います。ØMIさんとALYSAさんには「自分が自分でいることも大切だけれど、隣にいる人をまず幸せに出来る存在になってほしい」と言われていて、その言葉を聞いた時にとても素敵だなと思いました。
私は音楽をしていると先のことばかり見てしまって今に集中出来なくなることもあるのですが、今の自分の一番大切なものに常に気付いて、周りの人を幸せにしていきたいです。自分よりも歌やダンスが優れている人はたくさんいるので、新しいアイコンになれる様な、グループとしてナンバーワンではなくてオンリーワンな存在になっていきたいです。4人には素敵だなと思う個性がたくさんあって、「この子みたいになりたい」ってメンバーの私も思うほどなので、そういった気持ちを忘れずに、みんなとずっと一緒に頑張りたいなと思っています。
HANA・ANRI・UWA・MIRANO:(拍手)
――皆さんの個性と優しさがとても伝わってくるインタビューでした。ありがとうございました!
取材:中村梢 / 撮影:前手秀紀
■リリース情報
デビューEP「DELICIOUS POISON」
好評リリース中
「Don't Blow It! -Japanese ver.-」MV
https://youtu.be/UVpX4vT71nI
<CD収録曲>(DELICIOUS盤&POISON盤共通)
1.Don't Blow It!
2.Photogenic
3.CHILI CHOCOLATE
4.ONE BITE
5.Skydive
6.Lonely
7.Don't Blow It! -Japanese ver.-
8.Photogenic -Japanese ver.-
【初回生産限定DELICIOUS盤】
内容:CD+DVD
価格:¥2,900(税込)
品番:AICL-4360-4361
封入特典:フォトカード(トレーディングカード)
<DVD収録内容>
1. Don't Blow It! -Japanese ver.- Music Video
2. "MOONCHILD" Birthday Teaser
3. Don't Blow It! MV Teaser
【初回生産限定POISON盤】
内容:CD+DVD
価格:¥2,900(税込)
品番:AICL-4362-4363
封入特典:フォトカード(トレーディングカード)
<DVD収録内容>
1. Don't Blow It! -Japanese ver.- Music Video
2. "MOONCHILD" Debut Teaser | Chapter 1
3.Don't Blow It! MV Teaser
【初回仕様限定盤】
内容:CD
価格:¥2,000(税込)
品番:AICL-4364
封入特典:フォトカード(トレーディングカード)
<CD収録曲>
1.Don't Blow It!
2.Photogenic
3.CHILI CHOCOLATE
4,ONE BITE
5.Skydive
6.Bzz Bzz
7.Lonely
8.Don't Blow It! -Japanese ver.-
9.Photogenic -Japanese ver.-
■関連リンク
MOONCHILD公式Twitter:https://twitter.com/MC_official_twt