ベビースターと楽しむ日本酒「若エビスタ〜」発売、三重県産の素材にこだわり/おやつカンパニー×若戎酒造

写真拡大 (全3枚)

おやつカンパニー(三重県津市)と若戎酒造(三重県伊賀市)は4月18日“三重県民の日”、「若エビスタ〜」(500ml/1300円、アルコール分15%)の販売を開始した。数量限定商品。日本名門酒会加盟店、東海地区のスーパーマーケットなどで取り扱う。

おやつカンパニーが1959年に発売した、香ばしくパリッポリッとした「ベビースター」との相性を考え抜いた、オリジナル日本酒。三重で創業した2社がコラボしてできた商品で、原料米には三重県産「みえのえみ」、酵母には三重県オリジナルの「MK5」、仕込み水には伊賀青山の渓流から流れ出す磨かれた水を使用するなど、三重県産の素材にこだわって醸した。

「ベビースター」特有の香ばしいチキンスープの香りや味わいにマッチし、ふくよかで芳醇な味わいの中にキレイな酸味を含んだ酒質は、冷から燗まで幅広く楽しめる。包み紙には全て「ベビースター」をあしらった「全麺柄」のデザインを施した。商品ラベルの「〜」にも「ベビースター」の商品写真を採用している。

おやつカンパニー×若戎酒造「若エビスタ〜」

4月14日に三重テラス(東京都中央区)で開催された試飲会では、おやつカンパニーの郄口裕之取締役専務執行役員マーケティング本部長と若戎酒造の重藤邦子代表取締役社長がインタビューに答えた。

おやつカンパニー・郄口裕之取締役専務執行役員マーケティング本部長、若戎酒造・重藤邦子代表取締役社長

おやつカンパニーの郄口取締役は今回のコラボレーションについて「“ベビースター”はロングセラー商品で認知度も非常に高い。ただ、スナック菓子ではポテトチップスが強いということもあり、まずは思い出してもらうこと、振り返ってもらうこと、商品との接点を増やすためにユニークで面白い、驚きのある取り組みを行っている。今回のコラボもその活動の一環だ」としたほか、酒類との関わりについては「こどものためのおやつとして発売した商品だが、今では半分ぐらいがお酒と一緒に楽しまれているのではないか。コラボレーションした日本酒でもぜひ楽しんでほしい」と話した。

若戎酒造の重藤社長は「他社とコラボレーションするのは初めて。これまで“ベビースター”はビールよりも“絶対に日本酒の方が合う”と常々考えていた。今回のコラボは非常に喜ばしい」と語ったほか、開発にあたっては「苦労したのはピンポイントで“ベビースター”に合うお酒でなければならないという部分。不安があったが、絶妙にマッチする酒質になってよかった」とコメント。最後に「“ベビースター”は幅広い層に楽しまれている商品。当社としては日本酒だけではリーチしなかった層にも“ベビースター”をきっかけとして日本酒を楽しんでもらえればと思う」と話した。

〈酒類飲料日報2023年4月21日付〉