【皐月賞】横山武「この馬の強さは僕が1番知っている」ソールオリエンスが無敗の皐月賞馬に
16日、中山競馬場で行われたクラシック三冠レースの初戦、皐月賞はソールオリエンスが無傷の3連勝で制した。大外からライバルを一蹴し、力の違いを見せつけた。
皐月賞、勝利ジョッキーコメント
1着 ソールオリエンス
横山武史騎手
「本当に普段から沢山良い馬に乗せてもらっているにも関わらず、特に去年はG1で全然良い成績を残せなかったので、自分自身何が足りないんだと本当に毎日毎日研究して、それでもやっぱり結果が出なかったんです。やっとここで、もちろん馬のおかげなんですけど、良い結果が出せて本当に良かったです。最高です。馬場がかなり特殊だったので、外を走りたいなとは思っていたんですけど、スタートが思った以上に行き脚がつかなかったので、切り替えてこの馬のリズムで運ぶことに決めました。この馬の強さは僕が一番知っているので、負けるとしたら展開のアヤだったり、これよりシンプルに強い馬がいたりかなと思っていましたけど、状態は言うこと無いくらい良かったので、返し馬から自信もありましたし、自信を持って臨みました。(この馬の強さは)ひと言で走る、走る馬です。すごく良い馬です。本当に久々なので、1年ぶりにG1勝ちましたし、やっぱりこれを超える喜びはないですね。2年前も去年もですけど、その前もダービーには臨ませていただきましたけど、良い結果を得れていないので、間違いなく1年ずつ僕は成長しているはずなので、更に大きい舞台で更に僕の技術を上げた姿をこの馬と一緒に皆さんに披露することが出来たらなと思います」
レース結果、詳細は下記のとおり。
4月16日、中山11Rで行われた第83回皐月賞(3歳オープン・牡牝・G1・芝2000m・1着賞金=2億円)は、横山武史騎乗の2番人気、ソールオリエンス(牡3・美浦・手塚貴久)が快勝した。1.1/4馬身差の2着にタスティエーラ(牡3・美浦・堀宣行)、3着に1番人気のファントムシーフ(牡3・栗東・西村真幸)が入った。勝ちタイムは2:00.6(重)。
3番人気で田辺裕信騎乗、ベラジオオペラ(牡3・栗東・上村洋行)は、10着敗退。
【写真】皐月賞直線一気が炸裂ソールオリエンスの豪快な直線一気が炸裂した。道中は後方で虎視眈々と末脚を温存し、直線勝負に徹しての大外へ進出。離れた後方から坂を登って一気にライバルをゴボウ抜きにし、鮮やかに突き抜けた。
レース後、殊勲の横山武史騎手は「スタート思ったほど出なかったので、この馬のリズムで運びました。返し馬から自信を持って臨みました。ひとことで言って走る。走る馬です」と同馬の走りを称賛した。
ソールオリエンス 3戦3勝
(牡3・美浦・手塚貴久)
父:キタサンブラック
母:スキア
母父:Motivator
馬主:社台レースホース
生産者:社台ファーム
【全着順】
1着 ソールオリエンス 横山武史
2着 タスティエーラ 松山弘平
3着 ファントムシーフ C.ルメール
4着 メタルスピード 津村明秀
5着 ショウナンバシット M.デムーロ
6着 シャザーン 岩田望来
7着 トップナイフ 横山典弘
8着 ウインオーディン 三浦皇成
9着 フリームファクシ D.レーン
10着 ベラジオオペラ 田辺裕信
11着 グリューネグリーン 石川裕紀人
12着 グラニット 嶋田純次
13着 タッチウッド 武豊
14着 マイネルラウレア 戸崎圭太
15着 ワンダイレクト 藤岡佑介
16着 ラスハンメル 石橋脩
17着 ホウオウビスケッツ 横山和生
18着 ダノンタッチダウン 川田将雅