第1回能力検査でトップタイムを記録したカワノデッカー (C)ばんえい十勝

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 ばんえい十勝では、16日に帯広競馬場にて「令和5年度第1回能力検査」を実施。能力検査には、2歳馬165頭、3歳馬1頭が出走し、56頭が合格した。

 また、第12競走に出走した、阿部武臣騎乗のカワノデッカー(牡2・坂本東一厩舎)が2分24秒9(馬場水分3.3%)のタイムを出し、第1回能力検査のトップタイムを記録。能力試験に合格したばんえい馬は、今後競走馬として4月29日(第2回開催)以降順次デビューしていく。

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阿部騎手「今後の成長に期待」

阿部武臣騎手
「この馬は馬体が900キロ近くありますし、レースでも良い手ごたえがありました。砂を入れ替えたので馬場は重かったですが、調教をつけていても障害は上手だったので今日も問題なくクリアしてくれました。春先の新馬戦は馬体がある方が有利なので、今後の成長に期待しています」

坂本東一調教師
「2番かと思っていたので、1番時計と聞いて驚きました。入れ替えたばかりの馬場は重いので、どうなるかと思い見ていました。新馬の調教は騎手がつけてくれており、やんちゃですが元気な走りをしてくれたと思います。オープンを目指せるよう大きく成長してくれる事を期待しています」

●カワノデッカー
生年月日・毛色:2021年3月10日(牡2・鹿毛)
父:フジダイビクトリー
母:ライデンハート
母父:カゲシュウホー
生産者:金福畜産
馬主:川口晃司
厩舎:坂本東一