可愛いパケでも本格的な栽培キット⁉新作「じゃがりこバケ土」と「ポテトバッグ」でじゃがいも栽培に挑戦♪【東京農ライフ】

写真拡大 (全24枚)

見てください、この可愛いパケ(パッケージ)。よく見るとサイズ感がわかりますよね、かなり大きいんです。こちら、じゃがいもの栽培キットなんですよ。しかも、カルビーのポテトチップスと同じ品種を育てられるというもの。左のパッケージは「じゃがりこ」仕様ですが、今季の新作。こちらもじゃがりこに使用する品種を育てることができます。どちらも生育に成功したら、それぞれポテトチップスとじゃがりこを作るまでが商品には記載があります。さっそく栽培を始めましょう♪

カルビーの菓子袋そっくりな”ポテトバッグ”で「じゃがいも」は栽培できた⁉自家製ポテチは作れたのか⁉【ベランダ菜園・収穫編】

やった~!「ポテトバッグ」が帰ってきた!

「未来を担う次世代の子どもたちに、じゃがいもや土に触れる機会を作りたい」という想いから、カルビーポテト株式会社と株式会社プロトリーフが協力開発した「ポテトバッグ」。
これ、別売りの種イモを植えると、簡単にじゃがいも栽培が出来ちゃうアイテムなんです。
別売りの種イモ「ぽろしり」は、なんとカルビーのポテトチップスのために作られた品種なのだそう。昨シーズンは「ポテトバッグ」と「ぽろしり」を使ってじゃがいもを栽培し、自家製ポテトチップスを作ったのでした。おいしかったな~。

9月19日配信「カルビーの菓子袋そっくりな”ポテトバッグ”で「じゃがいも」は栽培できた⁉自家製ポテチは作れたのか⁉【ベランダ菜園・収穫編】」

↓過去に配信した記事より。昨シーズンはポテトバッグ+プランターで栽培しました。



↓収穫したじゃがいもを…



↓ダイソーのポテトチップスメーカーでポテトチップスに!市販のものと同じ味で感動しました!



今シーズンも発売されないかと首を長~くしていたところ、2022年のクリスマス、「ポテトバッグ」と「ぽろしり」がホームセンターの店頭に並んでいるのを発見!
さらにうれしいことに、じゃがりこそっくりの新商品「じゃがりこバケ土(つち)」も登場しました。

↓昨シーズンからおなじみの「ポテトバッグ」。おかえりなさい~!



↓ぽってりとした姿が愛らしい「じゃがりこバケ土(つち)」



↓上から見たところ。



↓裏面には栽培方法が♪



「ポテトバッグ」(1,210円)と「じゃがりこバケ土」(1,760円)を1つずつ、「ぽろしり」(1袋2個入り・約250円)を2袋購入したものの、わたしが住む東京では12月はまだ栽培できません。
「ポテトバッグ」でのじゃがいも栽培は、①種イモの芽だし②植え付け③芽かき④収穫、の流れで進みます。
「ポテトバッグ」に書かれている関東での植え付け時期の目安は、2月下旬~3月末。芽だしは植え付けの2週間~1か月前に始めるそうなので、「ぽろしり」は2月初旬まで冷暗所で保管することにしました。春が待ち遠しいな~。

「ポテトバッグ」でじゃがいも栽培♪

2月になりました。
ここからは、芽だしから植え付けまでの実際の様子を紹介します!

【芽だし】植え付けの2週間~1か月前
1.「ぽろしり」を新聞紙や容器に載せ、雨が当たらない場所に置きます。
わたしはキッチンカウンターで芽だしを始めました。

↓ミニトマトの容器の周囲に、手を切らないようマスキングテープを巻いて利用しています。



わたしの「ぽろしり」は、1か月半ほど保管しているうちに芽が出てしまった様子…。
保管中に一定気温になると、白い芽が徒長してしまうのだそうです。冷暗所で保管していたものの、暖房を使うこともある室内は、「ぽろしり」の保管には適していなかったんですね…。乾燥を防ぐために新聞紙に包んで、冷蔵庫などに入れておくとよいみたいです。

2.  数mm程度の小さな芽が出たら、芽だしは完了です。
下の画像は20日ほど経過した「ぽろしり」です。白い芽が徒長したまま変色してしまっていますが、本来は紫色の小さな芽がちょこちょこと出てきます。
芽が出るまで思いのほか時間がかかるので、気長に待ってみてくださいね。
(「ぽろしり」は店頭である程度の日光を浴びているので、2~3日に短縮したりそのまま植え付けたり出来るそうです)



【植え付け】関東では2月下旬~3月末
芽が出た「ぽろしり」を「ポテトバッグ」に植え付けます。
「ポテトバッグ」の中身はとってもシンプル。ココヤシピートを主材料とした、ふんわり軽い土が詰まっています。便宜上「土」と呼んでいますが、正確には土ではなく植物原料由来のエコな素材だそうです。

1.「ポテトバッグ」の上部を切り、トントンと軽く地面に打ち付けて底を安定させます。
2.「ポテトバッグ」下部にある黒い印に、ハサミなどで穴を開けます。
黒い印は表・裏・底に4か所ずつあるので、全部忘れずに開けてくださいね。この穴から排水します。



↓底も忘れずに!



3.「ぽろしり」を植えます!
「ポテトバッグ」の表面にある青いラインにお気づきでしょうか。これはポテトチップスのパッケージを模しているだけでなく、植え付け場所の目安にもなっているのです!素敵なアイデアにビックリしました。
この青いラインのあたりに、対角線上になるように「ぽろしり」を植えます。結構深くて大変です。
ここで芽を折ってしまうと芽から細菌が入り、栽培出来なくなってしまうのだそう。

↓ロゴの下の青い部分まで手を突っ込みます。深くて大変でしたが、ひんやりとした土の感触が心地よかったです。



4.「ポテトバッグ」の上部を外側に2~3回折り返し、「ポテトバッグ」の上部が土から約5㎝の高さになるよう調整します。



5.  レンガなどの上に「ポテトバッグ」を設置して、たっぷり水をあげたら植え付け完了です!



「ポテトバッグ」を地面に直置きすると、地面の熱を吸収したり水はけが悪くなったりして、うまく育たないのだとか。わたしは木製パネルの上に設置していますが、もう少し工夫したいと思います。
また、土から芽が出るまでは、水やりは控えめに。「ぽろしり」が常に湿っている状態だと、土の中で腐ってしまうそう。土の表面が乾いたら水やりのタイミングです。



膨らむ土にビックリ!「じゃがりこバケ土(つち)」でじゃがいも栽培♪

続いて、「じゃがりこバケ土」を開封すると…!



・土ブロック(水でふくらむ土・約10L)
・肥料の入った土(約2L)
・透明袋
・説明書
が出てきました。
「ポテトバッグ」同様に、土が詰まっていると思っていたのでビックリ。
土ブロックの主材料はココヤシガラとハスクチップで、環境に優しいのだそう。

↓こちらが土ブロックです。



植え付けがとっても簡単な「ポテトバッグ」にくらべ、「じゃがりこバケ土」は手順がやや増えます。

1.  土ブロックを透明袋に入れ、水3.5~4Lを加えます。わたしは4L加えてみました。
膨らむまで家事でもしてこよう…と思ったら、水を入れてすぐモコモコに!





2.  膨らんだ土ブロックに肥料入りの土も加え、よく混ぜ合わせます。
透明袋の中で混ぜ合わせるので、とっても楽チン。
調子に乗ってモミモミしていたら袋に穴を開けてしまったので、ソフトタッチで揉んだほうがよさそうです。
(穴から土がこぼれて撮影どころではなかったので、この手順の画像はありません…)

3.  容器をひっくり返して、底部に穴を開けます。
こちらはすでに切り込みが入っているので、内側から棒などで押すと簡単に開けられて便利です。外側から内側に開けるのではなく、穴のツメが外に出るように、かならず内側から穴を開けてくださいね。



4.  容器の底から2~3㎝の高さまで土を入れ、「ぽろしり」を植えます!
こちらも「ポテトバッグ」と同様に、「ぽろしり」を対角線上に置くことがポイントです。

↓穴から土がこぼれることがあるので、下にフタを敷くと便利です。



5.  残りの土をかぶせて、底の穴から水がでてくるまでたっぷりと水をあげたら完了です!
ちなみに「じゃがりこバケ土」のフタは紙製ですので、受け皿として使用できません。後ろ髪をひかれる思いですが、処分してくださいね…。



じゃがいもの収穫時期は6~7月!

じゃがいもの収穫時期の目安は、関東では6~7月頃。昨シーズンは3月下旬に植え付けを行って、12週間後に収穫出来たので、もう少し早まるかもしれません。
実は「ポテトバッグ」は改良されていて、関東での植え付け時期の目安が、昨シーズンの3月上旬~4月中旬から、2月下旬~3月末に変わっています。
ほかにも、底に穴用の黒い印がついていたり(昨シーズンは表と裏だけでした)、植え付けの手順が入れ替わっていたりと、使いやすくなっている印象です。
進化した「ポテトバッグ」と新商品「じゃがりこバケ土」で、今シーズンもじゃがいも栽培を楽しもうと思います。
無事に収穫できたら、今度はじゃがりこを作りたいな~。みなさんもぜひ試してみてくださいね!

↓上から見たところ



※記事内で紹介した商品は掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合がございます。

<参考文献>
WEB

製品情報:『じゃがりこバケ土(バケツチ)』も新登場!『ポテトバッグ』でじゃがいも栽培しよう!|じゃがいもDiary|カルビー (calbee.co.jp)
https://www.calbee.co.jp/diary/archives/10853

・くわしい育て方はこちら(昨シーズンのものです):じゃがいも栽培|じゃがいもDiary|カルビー (calbee.co.jp)
https://www.calbee.co.jp/diary/archives/tag/じゃがいも栽培