【青髪のテツ】長芋の旬は「春」「秋」どっち?え、ねっとり食感を堪能できるのはそっち!?チーズホイル焼きが神♪

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スーパー青果部歴10年の青髪のテツです。突然ですがみなさん、長芋っていつが旬だと思いますか?え、「秋」ですか?ハイ、正解です!…でも、実は「春」にも旬を迎えるって知ってました?わたし個人としては、ねっとり濃い春の長芋の方が好みなんですよ~。なぜ秋と春で味が違うのか説明しつつ、春の長芋で作ってほしいイチ推しレシピも披露します♪

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長芋は大きく分けて「秋掘り」と「春掘り」があります。
どちらもおいしいのですが、わたし個人としては、これから出回り始める「春掘り」の長芋をオススメします!

育ったばかりの長芋をすぐに収穫するのが「秋掘り」ですが、秋にあえて収穫せず、寒さの厳しい冬を乗り越えさせ、春になってから掘り起こすのが「春掘り」です。
冬の間は0℃近い低温の土の中で休眠し、その間にでんぷんが糖に変換。旨味や甘味などの味が濃くなり、水分が少なくなって粘りけも強くなった長芋なんです。



春掘りの長芋は味が濃いので、とろろや天ぷらにして素材の味をしっかり感じられる食べ方がオススメ。ちなみにわたしは、個人的に春掘りの長芋を使ってとろろご飯にするのが大好きです。みなさんもぜひ、濃厚でおいしい春掘り長芋を食べてみてください!



もちろん、秋堀りの長芋がおいしくないというわけではありません。こちらはみずみずしさが特徴で、アクも少なく、シャキシャキした爽やかな食感を楽しむことができますよ。

とろ~りチーズに長芋の濃厚風味♡「短冊長芋のチーズホイル焼き」

今回はSNSのフォロワーさんに教えてもらったレシピを紹介します。この一品、長芋のいろんな食感を味わえるんですよ!ぜひ、風味が濃い春掘り長芋で作ってみてください。

材料(2人分)
長芋…250g(約1/3本分)
とけるスライスチーズ…3枚
しょうゆ…小さじ2

作り方
1. 長芋を短冊切りにする。



2. アルミホイルで皿を作り、1を入れ、チーズを隙間なくのせてトースターへ。



3. 2にまんべんなくしょうゆをかけ、チーズに焦げ目がつくまでじっくり焼いたら出来上がり。




160℃のトースターで3~4分焼いたら、おいしそうに仕上がりました!

このレシピのすごいところは、上の方の長芋は火が通ってほくほくで、下の方はシャキシャキという食感が2度楽しめる点。しょうゆの香ばしさと、とろけるチーズのコクがしっかり絡んで、もうたまらない一品です!
お子さんも大好きなレシピだと思うので、ぜひ試してみてください!



おいしい長芋はここをチェック!

次に、長芋を選ぶ際のポイントを紹介します。購入の際は、次の5点をチェックしてみてください。

➀(カット長芋の場合)切り口が白くてみずみずしいもの

カットされた長芋は、まず切り口の色をチェックしましょう。切り口が白くみずみずしいものは切り立てですが、時間が経つと赤黒く変色をしていきます。変色自体は長芋のポリフェノールが表面に現れているだけなので問題はないのですが、切ってからの時間が経過している目安になるのでなるべく白いものを選ぶといいですよ。



ちなみに、変色は切り口だけでなく皮も同じように時間が経つと赤く変色していきます。皮はなるべく肌色に近いものを選びましょう。

②ずっしりと重い



次に重さを確認しましょう。ずっしりと重量のある長芋は水分量が多く、みずみずしくておいしいのでオススメです。

③表面の凹凸が少ないもの



④太さが均一でまっすぐ生えている



凹凸が少なく、まっすぐと伸びている長芋は良品とされています。

⑤ひげ根の跡が多い



最後にひげ根の跡をチェックしましょう。ひげ根の跡が多いほど、粘り気が強くおいしい長芋と言われています。

※お店でよく出回っている一般的な品種の話です。品種によっては例外がある場合があります。

旬の春掘り長芋、たくさん食べて~

長芋が季節によって味が変わるというのは、あまり知られていません。旬が「秋」だと思っていた人も多いと思うので、「春」もおいしい長芋が味わえるというのは意外ですよね。わたしも初めて教わったときは驚きました。

野菜は、季節や品種によって大きく味が変わります。基本的には旬の野菜は味が良いので、なるべく旬のものを食べることをオススメします。

ということで、今の時期しか食べられない「春掘り」長芋、た~くさん食べていただけたら嬉しいです。