皆さんはどうしますか?マスクの着用が13日から個人の判断に委ねられます。専門家に今後の見通しを聞いてみました。

現在、県内の新型コロナ感染者は減少傾向にあり、県の感染レベルは4段階のうち最も低い「レベル1」となっています。

ウイルス学を専門とする広島大学大学院の坂口教授は

広島大学 ウイルス学 坂口剛正教授「どんな感染でもなぜか波ができて最後はウイルスがどんどんフェードアウトしてくる。今はそういう時期で(感染は)落ち着きつつある」

政府の方針を踏まえ、県内でも13日以降のマスク着用は基本的に個人の判断に委ねられることになります。これを受け広島市内の百貨店では利用客については個人の判断に委ねる一方、従業員の着用はほとんどの店で続ける予定だということです。

しかし、マスクを外すことで感染が広がってしまうという懸念はないのでしょうか。

坂口剛正教授「皆さんだいたい(ワクチン接種などで)基礎的な免疫を得てきたような状態でもあるし、ウイルスもどんどん減ってますから、今のところはマスクを外したからといって急に大きい流行が起こるリスクというのが低いと思う」

坂口教授は今後も感染対策は変わらず重要だと強調します。

坂口剛正教授「マスクを外しても手洗いやうがいはやった方がいいと思う。感染が起こりそうなカラオケボックスとか、そういう近くで大きな声を出すとかちょっとそういうところは気をつけておくといい」

県ではマスク着用については基本的に個人の判断に委ねるとしていますが、高齢者など重症化リスクの高い人への感染を防ぐため、こういった時には着用を推奨しています。

・医療機関を受診するとき

・高齢者施設などを訪問するとき

・通勤ラッシュ時など混雑した電車やバスに乗車する時など

また、発熱や咳などの症状がある場合なども基本的には外出を控え、やむを得ず外出する時はマスクの着用が推奨されています。