広島県福山市の中華料理店から、現金3万1500円を盗んだとして、55歳の男が逮捕されました。逮捕の決め手は防犯カメラの映像。

「犯人の姿を見たかった…」この店では、以前も現金が盗まれる被害にあっていました。

寺田記者

「こちらの通用口から侵入した容疑者、犯行の一部始終が防犯カメラに捉えられていました。」

福山市内の中華料理店、裏口から侵入してきた白い手袋の男。6日、窃盗の疑いで逮捕された住所不定・無職の55歳の男。

犯行の一部始終を防犯カメラが記録していました。

2月19日の午後3ごろ、誰もいない店内に入ると、そのままレジへ向かい物色する男。しかし、レジは開かない。男は、別の場所に保管してあったカギを見つけ、ふたたびレジへ。

電源を入れた、すると。店内にレジの音が響く、慌てた様子でカギぬき、保管してあった場所へ戻す男。

犯行の痕跡を残さないようにしたつもりなのでしょうか。大量に出たレシートはそのまま。そして、レジから現金3万1500円を奪いとったのです。

この、防犯カメラの映像が決め手となり、男は逮捕。実はこの店、2021年にも現金6万円を盗まれる被害にあっていたというのです。

この店の店主

「犯人の姿が見たかったです。

Qそれで防犯カメラを設置した。

そうです。すごくショックでこの怒りをぶつけるところもなく。」

店主によると、2021年の窃盗被害と同じ手口だそうです。

男は「なぜ逮捕されたかわからない、思い当たる節が無い」と容疑を否認。警察は、2021年の窃盗事件との関連性を調べています。