3月6日は二十四節季のひとつ「啓蟄」です。中区の縮景園では春の風物詩松のコモはずしが行われました。

取り外されたのは約370本の松の木にまかれたコモです。わらで作られたコモは松の害虫である「マツカレハ」の幼虫を冬の間に誘い込む害虫駆除の方法で、虫が地上に出てくるといわれる「啓蟄」の日に毎年外します。

現在では消毒などの効果で幼虫の姿を見ることはほとんどないということで、春の訪れを告げる風物詩として続いています。

庭師 高森 俊正さん「コモ外しをしたら本格的に春になる。今年は梅が遅かったのでちょうどコモ外しと揃った一番いい時期だと思います」

梅は今週いっぱいが見頃で今月下旬にはソテツにまかれたコモも外されるということです。