リバプールが“史上初”の大敗を喫した。

 21日に開催されたUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦。本拠地アンフィールドにレアル・マドリードを迎えた一戦は、昨季ファイナルの再現に。約9か月前、0-1の敗戦でタイトルを逃し、今回リベンジに燃えるリバプールが先手を打つ。

 試合開始早々の前半4分、FWモハメド・サラーのラストパスに反応したFWダルウィン・ヌニェスが巧みなヒールで押し込み、いきなり試合を動かす。さらに同14分にはGKティボー・クルトワのミスを突いたサラーが蹴り込み、一気にリードを2点差に広げた。

 ホームで2点を先行と優位な状況を作ったが、ここからレアルの猛反撃を受けてしまう。前半21分、同36分にFWビニシウス・ジュニオールに決められて追い付かれると、後半開始早々の同2分にDFエデル・ミリトンに逆転ゴールを献上。さらに、同10分、同22分にFWカリム・ベンゼマにネットを揺らされ、2-5の大逆転負けを喫してしまった。

 データサイト『Opta』によると、リバプールにとって、本拠地アンフィールドで開催したヨーロッパカップ戦で史上初となる4失点以上での敗戦。さらに、欧州CLの歴史上、2-0とリードした後、3点差で負けた史上初のチームになったという。

 屈辱的な大逆転負けを喫したリバプール。レアルの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで開催される第2戦は3月15日に行われる。