「綺麗」「美しい」と見た人たちを魅了しているのは、いつも美味しそうなお菓子を自作してTwitterにのせているcitrusorangeさん。1月5日に「あけましておめでとうございます」と投稿したのは、なんと着物のロールケーキ。正月にピッタリのお菓子に、多くの人が目を奪われています。

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 Twitterに投稿された写真に写っていたのは、まさに着物の生地を身にまとったようなロールケーキ。citrusorangeさんに話をうかがうと、「スイーツおせち以外のお正月らしいスイーツ」を考えていた時に思いついたのが「着物柄のロールケーキ」だったとか。思いついたことも凄いですが、頭の中に浮かんだことを現実の世界に見事に再現させてしまう技術も凄いです。

 「ネットのフリー素材をプリントして使いました」とcitrusorangeさん。絵付に1時間ほどかかったものの、約1時間半で完成したそうです。

 絵付中は生地がくずれやすいので冷蔵庫に入れたり出したりを繰り返していたといいます。この作業には「苦労しました」と語るように、非常に気を遣ったそうです。

 なお、citrusorangeさん自身が、今作で特に見て欲しいと語るのは「柄」。描き上げるのには、かなりの時間を要したそうです。

 「巻く前の方が柄がよく見えて好き」と投稿した写真には、丸める前のロールケーキの生地が写っており、美しい柄をすべて見ることができます。牡丹や菊の花などが色鮮やかに咲き誇っていて、ロールケーキの生地には到底思えません。

 こちらの投稿には6万4000件を超えるいいねが集まり、「絞りの再現度の高さと、葉の主線の白が友禅ぽさを出していて大変素敵」「お花の模様も葉っぱも細かく美しく再現されている」「和食に使われる陶器かと思いました」など数多くのコメントが寄せられ、称賛の嵐。

 ちなみに中身はクリームのみで、「生地もクリームの具合も非常によく、見た目以上に美味しかった」そうです。目でも舌でも楽しめる「着物ロールケーキ」は、コメントにもありましたが、外国人の方にも人気が出そうですね。

 今回の作品について「予想以上に着物らしくなったので自分でも驚いています」と振り返るcitrusorangeさん。想像以上の出来映えに大満足の様子。今後は、違う柄や色でまた挑戦してみたいと語ります。citrusorangeさんのTwitterが呉服屋さんのようになる日も近い?

<記事化協力>
citrusorangeさん(@citrusorange8)

(佐藤圭亮)