何に使っている人が多いの? 冬のボーナス、20~40代の気になる使い道は?
2022年も残りあとわずか。今年はさまざまな物やサービスの物価高騰が家計を直撃し、懐事情が厳しかった家庭も少なくないでしょう。そんなときに支給されたボーナスは、どのように使おうと考える人が多いのでしょうか。
ボーナスの使い道、1位はやっぱり「預貯金」
マイナビニュースが、20~40代を対象として「ボーナスの使い道に関するアンケート調査」を実施。2022年の冬季ボーナスの使い道について複数回答で質問をしたところ1位は「預貯金」で46.9%と半数近くの人が回答する結果に。2位は「生活費の補填」が22.7%と、物価が高騰している影響からか、日常生活を円滑に送るための資金に充てたい人の多さが目立ちました。
3位「趣味・娯楽費」20.8%、5位「外食費」12.7%、6位「レジャー費」12.5%といった楽しみにお金を使う予定の人がいる一方で、「金融商品の購入(投資・資産運用など)」が15.6%で4位にランクイン。ボーナスを運用して増やし、これからに備えたいという想いがうかがえます。
ボーナスの具体的な使い道をヒアリング!
ボーナスを支給された人は具体的に、お金をどのように使用する予定なのでしょうか。自由回答の一部を紹介します。
1位「預貯金」
先々への不安を少しでも軽減するためにお金をプールしておきたいという声が目立ちました。
「物価上昇が続いており。今後も続くと予想されるので生活費の補填のためにも預貯金し備える」(男性/43歳/静岡県/コンピューター機器)
「将来が不安なので貯金一択しかない。お金がないと生きていけないから」(女性/40歳/宮崎県/サービス・その他)
一方、預貯金にプラスアルファで用途を見出している人も多く、ボーナスを計画的に使用している様子がうかがえました。
「預貯金がメインで、積み立てていたお金とボーナスの一部で帰省する費用にする」(男性/43歳/石川県/精密機器)
「銀行口座に貯金しておき、来年の固定資産税、自動車税に使う」(男性/46歳/静岡県/その他)
「計画性をもって一旦貯蓄へまわし、教育費の補填に使う」(男性/49歳/神奈川県/化鉱業・金属製品・鉄鋼)
2位「生活費の補填」
物価高の影響で生活にかかるお金が増えた分を賄いたい、赤字分を補填したいという切実な声が目立ちました。
「毎月赤字なので生活費の補填に主に使う」(男性/45歳/千葉県/医療・福祉・介護サービス)
「値上がりで生活費がかかっているのでその補填と実家に少し仕送り」(女性/48歳/東京都/コンピューター機器)
3位「趣味・娯楽費」
趣味の数だけ、バラエティに富んだ回答が揃いました。
「旅行、鉄道模型」(男性/32歳/東京都 /海運・鉄道・空輸・陸運)
「外食も含め少し高めの食材やお酒などに使う予定」(男性/49歳/千葉県/設計)
「欲しかった高額ギターを買う」(男性/49歳/山形県/精密機器)
欲しい「物」を具体的に挙げる人が一定数いる一方で、趣味のための「行動」に必要な資金として考えている人が多い印象です。
「推し活」(男性/41歳/広島県/流通・チェーンストア)
「趣味のゴルフに使う予定」(女性/32歳/大阪府/建設・土木)
「キャンプグッズを揃えたいのと、その遊行費用として使いたいと思っている」(男性/48歳/神奈川県/その他)
4位「金融商品の購入(投資・資産運用など)」
40代男性を中心として、投資や資産運用に積極的な人が多い様子。老後を見据えつつ、運用に一定の期間をかけることができる年代と言えそうです。
「積み立てNISAに積み立てる」(男性/46歳/大阪府/その他)
「老後資金のために投資信託に入れる」(男性/45歳/静岡県/繊維・アパレル)
「投資有価証券の購入」(男性/48歳/愛知県/建設・土木)
「資産運用の投資信託などを購入」(男性/46歳/東京都/不動産)
「ボーナスを支給されたものの、まだ使い道を決めていない」という人は、今回の調査結果を参考に方針を立ててみてはいかがでしょうか。