Y2Kの意味とは? 何の略かや、Z世代に人気なY2Kファッションの特徴を解説
最近よくメディアやSNSなどで見聞きする「Y2K」という言葉。Z世代と呼ばれる若者を中心に「Y2K」のファッション、「Y2Kファッション」が、日本のみならず世界的に流行しています。
この記事では「Y2K」や「Y2Kファッション」について、言葉の意味はもちろん、具体的な特徴や流行の理由まで、わかりやすくご紹介します。
「Y2K」の意味や読み方とは
「Y2K」とは「Year2000」を略した言葉で、2000年代ごろのことを意味します。具体的には、西暦2000年1月1日になったときにコンピューターが誤作動する可能性を示唆した「2000年問題」のことを指す場合もありますが、現在は後述する「Y2Kファッション」の意味で主に使われています。
「Y2K」とは何の略?
「Y2K」は、前述の通り「Year2000」を略した言葉です。「Y」が「Year(年)」、「K」が「km(キロメートル)」や「kg(キログラム)」といった1000の単位を意味します。そこから「Year 2000」を「Y(Year)2K(2000)」と略しているのです。
「Y2K」の読み方
「Y2K」はそのまま「ワイ・ツー・ケー」と読みます。「Y2Kファッション」も同じく「ワイ・ツー・ケー・ファッション」と読みます。
Z世代に人気な「Y2Kファッション」とは
出典：amazon
今話題の「Y2Kファッション」とは、1990年代半ば〜2000年代に流行したファッションがリバイバルし、今のファッションと融合されたものだといわれています。単に「Y2K」と呼ばれることもあります。
具体的には、2000年代にファッションをけん引したハリウッドのセレブやポップスターをお手本に、ポップでカラフルな色使いや、派手めなスタイルで主張が強いコーディネートなどを指します。特にパリス・ヒルトンさんやブリトニー・スピアーズさんなどが当時のおしゃれアイコンとして有名です。
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また1990年代半ば〜2000年代の日本では、浜崎あゆみさんや安室奈美恵さんといったカリスマアーティストや、個性的なファッションのタレント・篠原ともえさんなどが大流行しました。またギャルやコギャルと呼ばれる女性たちが渋谷や原宿を闊歩し、多くのギャル系ファッション雑誌が話題を集めていました。
そんな海外セレブやポップスター、ギャル系ファッションで用いられていた、自由でポップなファッションが、特にZ世代と呼ばれる若者の間で今、活発に取り入れられています。なおZ世代とは一般的に、1990年代半ばから2010年代初頭生まれくらいの世代といわれており、2022年現在でざっくり10代〜20代前半くらいを指すとされています。
なぜ今「Y2Kファッション」が流行しているのか
「Y2Kファッション」は前述のように、特にZ世代の人を中心に盛り上がりを見せているといわれています。30代以降の人にとっては、2000年代のファッションは懐かしい部分もあるかもしれません。しかしなぜ今、当時をよく知らないZ世代に「Y2Kファッション」がはやっているのでしょうか? 考えられる2つの理由をご紹介します。
○トレンドは20年周期でまわるから
「トレンドは20年周期でまわる」という言葉を聞いたことがありませんか? なぜ20年周期でトレンドがまわるのかという理由にはさまざまな説があり、例えば「20年もすれば今の若者にとっては全くなじみがなく新鮮に感じるから」といった説などがあります。
ちょうど今から20年前というと、2000年代です。そのため、約20年前のファッションが、今「Y2Kファッション」として人気を集めていると考えられます。
○明るいファッションを求めているから
2020年ごろから広まった新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、外食やショッピングといった日常の行動や旅行など、さまざまなことが制限されました。学内イベントや修学旅行の中止などを経験した学生も多いでしょう。
そのため「気持ちだけでも元気でいたい」といった思いと、自分らしく大胆で、明るい2000年代のファッションがマッチしたのではとも考えられています。
また「自分らしさを大事にしたい」といった多様性の時代にも、マッチしたファッションなのかもしれません。
「Y2Kファッション」の服装の特徴
出典：amazon
現在「Y2Kファッション」として取り入れられている具体的なアイテムをご紹介します。
クロップド丈のタイトなトップスで腹見せ
ファストファッションブランドなどでも店頭に並んでいることが増えた「クロップドトップス」は、丈の長さが短いシャツのことを指します。丈の長さは商品によって異なり、おへそがチラッと見えるものから、短いものだと胸の下辺りのものもあります。ピタッとしたシルエットのものが人気です。
ローライズのボトムス
ローライズとは、股上の浅いズボンを指す言葉です。ズボンをはくときに、ウエスト部分まで上げずに腰辺りではく、いわゆる「腰ばき」スタイルのズボンをローライズと呼びます。特にローライズデニムがよく見られます。
ミニスカートやショートパンツ
ミニスカートやショートパンツも「Y2Kファッション」でよく取り入れられるアイテムです。足を見せるとなるとセクシーな印象を持つ人もいるかもしれませんが、後述する厚底スニーカーなどゴツめのアイテムとうまく合わせることで、足を華奢にきれいに見せつつ、元気な印象を与えることができます。
厚底スニーカー、ルーズソックスなどでボリュームのある足元
底が分厚い厚底スニーカーも、「Y2Kファッション」として欠かせないアイテムです。厚底スニーカーに、当時女子高生に流行ったルーズソックスを合わせるスタイルもよく見られます。
令和も取り入れられる「Y2Kファッション」
現代の「Y2Kファッション」は、2000年代当時のアイテムやファッションをそのまままねするのではなく、現代風にアレンジされていることが特徴です。当時との違いをご紹介します。
当時の流行との違い
現代の「Y2Kファッション」は、韓国や中国などを発信源としたファッションも取り入れられていることが大きな違いといえるでしょう。
例えば韓国出身の世界的スター「BLACKPINK」のファッションは、多くの若者の憧れの的です。特に「How You Like That」のMVやステージ衣装には「Y2K」のテイストが感じられ話題になりました。
また同じ肌見せでも、体のラインを拾いづらいバギーパンツやボリュームのあるシューズとの組み合わせなどにより、ヘルシーであったり、スポーティーであったりと、当時に比べセクシー過ぎない着こなしが好まれているようです。ジェンダーレス、つまり性別にとらわれないファッションが取り入れられていることもポイントです。
「Y2Kファッション」で気分を上げてみては?
「Y2K」「Y2Kファッション」の意味や、具体的なアイテムについてご紹介しました。「Y2K」は、「Year2000」を意味する言葉で、「Y2Kファッション」は1990年代半ば〜2000年代に流行したファッションと現代のファッションセンスを融合させた今のトレンドです。
当時のファッションをそのまままねするのではなく、韓国や中国など海外のファッショントレンドやジェンダーレスなスタイルも取り入れた、元気で派手めなファッションが、今の若者の注目を集めています。セクシー過ぎず、ヘルシーさを取り入れたファッションなので、オトナ世代も取り入れやすいスタイルといえるかもしれません。
また現在はインスタグラムやツイッター、YouTubeやTikTokなど、手軽に世界中のトレンド情報を手に入れることができるようになりました。多くの有名人や海外セレブも「Y2Kファッション」を取り入れ、SNSで発信しているので、それらも参考に「Y2Kファッション」を楽しんではいかがでしょうか?
この記事では「Y2K」や「Y2Kファッション」について、言葉の意味はもちろん、具体的な特徴や流行の理由まで、わかりやすくご紹介します。
「Y2K」の意味や読み方とは
「Y2K」とは何の略?
「Y2K」は、前述の通り「Year2000」を略した言葉です。「Y」が「Year(年)」、「K」が「km(キロメートル)」や「kg(キログラム)」といった1000の単位を意味します。そこから「Year 2000」を「Y(Year)2K(2000)」と略しているのです。
「Y2K」の読み方
「Y2K」はそのまま「ワイ・ツー・ケー」と読みます。「Y2Kファッション」も同じく「ワイ・ツー・ケー・ファッション」と読みます。
Z世代に人気な「Y2Kファッション」とは
出典：amazon
今話題の「Y2Kファッション」とは、1990年代半ば〜2000年代に流行したファッションがリバイバルし、今のファッションと融合されたものだといわれています。単に「Y2K」と呼ばれることもあります。
具体的には、2000年代にファッションをけん引したハリウッドのセレブやポップスターをお手本に、ポップでカラフルな色使いや、派手めなスタイルで主張が強いコーディネートなどを指します。特にパリス・ヒルトンさんやブリトニー・スピアーズさんなどが当時のおしゃれアイコンとして有名です。
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また1990年代半ば〜2000年代の日本では、浜崎あゆみさんや安室奈美恵さんといったカリスマアーティストや、個性的なファッションのタレント・篠原ともえさんなどが大流行しました。またギャルやコギャルと呼ばれる女性たちが渋谷や原宿を闊歩し、多くのギャル系ファッション雑誌が話題を集めていました。
そんな海外セレブやポップスター、ギャル系ファッションで用いられていた、自由でポップなファッションが、特にZ世代と呼ばれる若者の間で今、活発に取り入れられています。なおZ世代とは一般的に、1990年代半ばから2010年代初頭生まれくらいの世代といわれており、2022年現在でざっくり10代〜20代前半くらいを指すとされています。
なぜ今「Y2Kファッション」が流行しているのか
「Y2Kファッション」は前述のように、特にZ世代の人を中心に盛り上がりを見せているといわれています。30代以降の人にとっては、2000年代のファッションは懐かしい部分もあるかもしれません。しかしなぜ今、当時をよく知らないZ世代に「Y2Kファッション」がはやっているのでしょうか? 考えられる2つの理由をご紹介します。
○トレンドは20年周期でまわるから
「トレンドは20年周期でまわる」という言葉を聞いたことがありませんか? なぜ20年周期でトレンドがまわるのかという理由にはさまざまな説があり、例えば「20年もすれば今の若者にとっては全くなじみがなく新鮮に感じるから」といった説などがあります。
ちょうど今から20年前というと、2000年代です。そのため、約20年前のファッションが、今「Y2Kファッション」として人気を集めていると考えられます。
○明るいファッションを求めているから
2020年ごろから広まった新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、外食やショッピングといった日常の行動や旅行など、さまざまなことが制限されました。学内イベントや修学旅行の中止などを経験した学生も多いでしょう。
そのため「気持ちだけでも元気でいたい」といった思いと、自分らしく大胆で、明るい2000年代のファッションがマッチしたのではとも考えられています。
また「自分らしさを大事にしたい」といった多様性の時代にも、マッチしたファッションなのかもしれません。
「Y2Kファッション」の服装の特徴
出典：amazon
現在「Y2Kファッション」として取り入れられている具体的なアイテムをご紹介します。
クロップド丈のタイトなトップスで腹見せ
ファストファッションブランドなどでも店頭に並んでいることが増えた「クロップドトップス」は、丈の長さが短いシャツのことを指します。丈の長さは商品によって異なり、おへそがチラッと見えるものから、短いものだと胸の下辺りのものもあります。ピタッとしたシルエットのものが人気です。
ローライズのボトムス
ローライズとは、股上の浅いズボンを指す言葉です。ズボンをはくときに、ウエスト部分まで上げずに腰辺りではく、いわゆる「腰ばき」スタイルのズボンをローライズと呼びます。特にローライズデニムがよく見られます。
ミニスカートやショートパンツ
ミニスカートやショートパンツも「Y2Kファッション」でよく取り入れられるアイテムです。足を見せるとなるとセクシーな印象を持つ人もいるかもしれませんが、後述する厚底スニーカーなどゴツめのアイテムとうまく合わせることで、足を華奢にきれいに見せつつ、元気な印象を与えることができます。
厚底スニーカー、ルーズソックスなどでボリュームのある足元
底が分厚い厚底スニーカーも、「Y2Kファッション」として欠かせないアイテムです。厚底スニーカーに、当時女子高生に流行ったルーズソックスを合わせるスタイルもよく見られます。
令和も取り入れられる「Y2Kファッション」
現代の「Y2Kファッション」は、2000年代当時のアイテムやファッションをそのまままねするのではなく、現代風にアレンジされていることが特徴です。当時との違いをご紹介します。
当時の流行との違い
現代の「Y2Kファッション」は、韓国や中国などを発信源としたファッションも取り入れられていることが大きな違いといえるでしょう。
例えば韓国出身の世界的スター「BLACKPINK」のファッションは、多くの若者の憧れの的です。特に「How You Like That」のMVやステージ衣装には「Y2K」のテイストが感じられ話題になりました。
また同じ肌見せでも、体のラインを拾いづらいバギーパンツやボリュームのあるシューズとの組み合わせなどにより、ヘルシーであったり、スポーティーであったりと、当時に比べセクシー過ぎない着こなしが好まれているようです。ジェンダーレス、つまり性別にとらわれないファッションが取り入れられていることもポイントです。
「Y2Kファッション」で気分を上げてみては?
「Y2K」「Y2Kファッション」の意味や、具体的なアイテムについてご紹介しました。「Y2K」は、「Year2000」を意味する言葉で、「Y2Kファッション」は1990年代半ば〜2000年代に流行したファッションと現代のファッションセンスを融合させた今のトレンドです。
当時のファッションをそのまままねするのではなく、韓国や中国など海外のファッショントレンドやジェンダーレスなスタイルも取り入れた、元気で派手めなファッションが、今の若者の注目を集めています。セクシー過ぎず、ヘルシーさを取り入れたファッションなので、オトナ世代も取り入れやすいスタイルといえるかもしれません。
また現在はインスタグラムやツイッター、YouTubeやTikTokなど、手軽に世界中のトレンド情報を手に入れることができるようになりました。多くの有名人や海外セレブも「Y2Kファッション」を取り入れ、SNSで発信しているので、それらも参考に「Y2Kファッション」を楽しんではいかがでしょうか?
