(写真:時事通信)

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21日、オンライン取材に応じたサッカー日本代表森保一監督(53)。6月の4連戦を終えた今、ワールドカップを11月に控えた代表チームの現状について語ったが、その内容が物議をかもしている。

各メディアによると、森保監督は6月に開催されたパラグアイ、ブラジル、ガーナ、チュニジアの4連戦を「最後に負けて終わってしまったので残念な部分はあるが、試そうと思ったことはしっかりと試せた」と総括。

また14日に行われたチュニジア戦後の記者会見で、三笘薫選手(25)が「チームとしてどう攻めていくのかというのは、決まりごとではないんですけど、いろんなものを持たないといけないと思います」と、戦術面に課題を感じていると明かしたことについて、森保監督はこう言及したという。

「本人からもそういう話があったし、メディア上でもいろんな話をしているが、彼自体が戦術であるというところ。個で打開する能力があるからこそ、そこを託している部分はある」

チームとしての戦術を求めた三笘選手の発言に対して、“選手そのものが戦術である”とした森保監督。この発言にはサッカーファンを中心にSNS上で呆れる声が……。

《森保には三笘がメッシにでも見えてるのだろうか》
《こんな無策な監督のもとで戦わなければいけない選手が気の毒。》

14日のチュニジア戦では、無策さのスキをついた相手指揮官の術中にはまっていたと、スポーツ紙記者は言う。

「今回のチュニジア戦ではディフェンスラインへの裏をつかれて3失点の完敗。チュニジアの代表監督は試合後に『日本を研究して試合に臨み最終ラインの裏を狙いました』と、語っていました」

森保監督の采配にたいして疑問の声があがるのは一度だけではないようで……。

「’21年10月のアジア最終予選のサウジアラビア戦で、ミスの目立っていた柴崎岳選手(30)を交代させず、パスミスから失点。森保監督自身も、『柴崎は疲労が見えていたので、交代しようとしていたところでの失点となった』と自身の決断が遅れたことを示唆していました。

また昨年の東京五輪でU24の代表を指揮した森保監督ですが、現在日本代表のエース三笘選手を6試合で70分しか使わず、準決勝のスペイン戦では驚きのベンチ外。

試合は延長までもつれ込んだものの延長前半に点を取られて敗退。三笘選手の個の力が必要な場面でした。実際に3日後に行われた3位決定戦で後半途中に出場した三笘選手は、圧巻のパフォーマンスみせ、メキシコから個人技でゴールを奪っています。個の力が必要な場面と戦術が必要な場面の見極めができてない印象を持たざるをえません」(前出・スポーツ紙記者)

果たして森保監督は、11月のワールドカップまでに戦術を整備できるのだろうかーー。