ウクライナ代表ジンチェンコ、欧州予選POスコットランド戦に意気込み「少しでもウクライナの人を笑顔に」

　ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが、「FIFA ワールドカップ カタール2022」欧州予選プレーオフのスコットランド戦に向けた意気込みを語った。26日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

　ウクライナ代表は6月1日の「FIFA ワールドカップ カタール2022」欧州予選プレーオフ準決勝で、スコットランド代表と対戦する。この試合は当初、3月に行われる予定だったが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻によりウクライナ代表の活動が困難となったことで、6月への延期を余儀なくされていた。

　ジンチェンコは「おそらく僕の人生の中でも最も重要な試合になるだろう。スコットランドは強いチームで、素晴らしいファンやサポーターもいるが、戦う準備はできている。試合に向けてのモチベーションについては話すまでもないよね」と、重要な一戦に向けた意気込みを語りつつ、祖国ウクライナの人々のために全力を尽くす覚悟であると強調した。

「僕の頭の中はウクライナのことでいっぱいだ。おそらく僕だけじゃなく他のウクライナの選手も同じ気持ちだと思う。僕たちがウクライナの人たちに約束できることは、彼らが僕たちを誇りに思ってくれるように、そしてほんの数秒でも彼らが笑顔になれるように努力し、勝利のためにすべてを捧げる、ということだ。言い訳は許されない。できる限りのことをするつもりだよ。僕たちは決して諦めない、それがウクライナのメンタリティーだ」

　注目の欧州予選プレーオフ準決勝は、日本時間6月2日の27時45分にキックオフを迎える。