『ザ・バットマン』ロバート・パティンソン、アクション撮影で思わぬ苦戦「スーツが水を吸って…」
映画『THE BATMAN−ザ・バットマン−』(3月11日全国公開)のセレブレーションイベントが24日、都内で開催され、バットマン役のロバート・パティンソンと、キャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツがリモートで出席。バーチャル来日を果たしたロバートは、映画の見どころであるアクションシーンについて、「僕のキャリアのなかで最も大変な撮影の一つだった」と振り返った。この日は、『バットマン』シリーズをこよなく愛する磯村勇斗と鈴木伸之も会場に駆けつけた。
『THE BATMAN−ザ・バットマン−』の主人公は、バットマンとして活動を始めて2年目の若きブルース・ウェイン(ロバート)。ゴッサムで起こる連続殺人事件の犯人を名乗る知能犯リドラーの“なぞなぞ”を解き明かしていくブルースだが、政府の陰謀とブルースにまつわる過去の悪事などが暴かれていき、彼の心の中で何かが音を立てて壊れ始める。
一足先に映画を鑑賞した磯村は、ブルースの背中の筋肉について触れると、ロバートは「原作を読んでいても、年を重ねるごとにブルースはガタイが良くなっているのはわかりますが、今回はバットマンになりたてということで、毎日ストリートファイトをしていて、傷痕もあり不眠不休の状態。筋肉はつけるけれど、ウエイトは上げない。変わったトレーニングでした」と体づくりについて説明する。
さらに、鈴木から圧倒的なアクションシーンで大変だったことについて質問されると、「序盤のアクションシーンが、今までのキャリアで最も大変な撮影の一つでした」と切り出す。続けて、「僕自身がバットマンスーツを着て間もない時期で、まだ殺陣にも慣れていませんでした。しかも雨を降らせるシーンだったので、スーツが水を吸ってすごく重くなっていた。多分プラス25キロぐらいになった」と思わぬ苦戦を強いられたと打ち明けると、「バットマンとして俊敏に動きたかったのですが、さすがに難しかった」と感想を述べた。
またロバートは、自身が演じた若きブルースの魅力について「とても重層的で多面的、役者ならぜひやりたいと思える役柄です」と語ると、キャットウーマンを演じたゾーイも、「(キャットウーマンは)女性らしさがありつつ、同時にタフなんです。自分が信じるもののために戦える女性。自分もそうありたいです」と歴史あるキャラクターに敬意を表していた。
ロバートとゾーイの話を、興味深そうに聞いていた磯村と鈴木。共に日本が好きという二人が来日した際、どこに連れていきたいか? という質問に、磯村は「歌舞伎町。ゴッサム・シティに近い部分があるかもしれないので、バットマンに守ってほしい」と述べると、鈴木も「日本といえばお寿司。日本のお寿司は一番美味しい自信があるので、ぜひご一緒したいです」と回答。ロバートもゾーイも寿司は大好物のようで、「ぜひ!」と声をそろえていた。(磯部正和)