自主トレを公開した日本ハム・清宮幸太郎(左)とソフトバンク・柳田悠岐【写真:福谷佑介】

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「うまいもん食べて、いっぱい運動して、というのが1番元気でいい動きができる」

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が12日、佐賀・嬉野市内で行っている自主トレを報道陣に公開した。今年から参加し、減量中の日本ハム・清宮幸太郎内野手に対して「いっぱい食っていっぱい動け」と指令を出していることを明かした。

 ソフトバンクからは真砂と谷川原、そしてロッテから安田、西武からは戸川も参加している嬉野自主トレ。この日「チームギータ」はキャッチボールやノック、バッティング練習、ウエートトレーニングで汗を流し、柳田は「順調に来ているというか、いいトレーニングができています」と明るい表情を浮かべていた。

 この自主トレメンバーでも一際、注目を集めていたのが、新たに今年から加わった清宮だった。柳田とともに、その動きに報道陣も注目。練習中には、師事した柳田からアドバイスを受ける場面もあり、充実した練習を送っているよう。その姿は見るからにスリムになっていた。

 新庄剛志新監督から“ダイエット指令”を受けていた清宮だが、自主トレに臨む上で柳田が出したのは「たくさん食って、たくさん動けって言ってます」というもの。「うまいもん食べて、いっぱい運動して、というのが1番元気でいい動きができると思う。両方一生懸命やれって言ってます」。食事を制限するのではなく“食べて動いて痩せる”が柳田流のようだ。

 柳田は初めて自主トレを共にする清宮の印象について「めちゃくちゃ好青年ですよ」と絶賛。さらに「バッティングは自分で色々考えながらやっているんで、本当に自分を信じてやってほしい。それができれば、自ずと結果はついてくるんじゃないかなと思っています。もちろん能力はあります」とも評した。

 新庄監督からSNS上で感謝も伝えられ「ビッグボスにありがとうとか言われたら、最高の人生歩んでますね」と笑った柳田。自身の身体、打撃を磨きつつ、若者たちと切磋琢磨していく。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)